マラーノの系譜
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書誌事項
マラーノの系譜
(みすずライブラリー)
みすず書房, 1998.6
- タイトル読み
-
マラーノ ノ ケイフ
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注記
みすず書房 (1994.9) の再刊
内容説明・目次
内容説明
カトリックによる宗教統制を掲げる15世紀末のスペイン。追放か改宗かを迫られ、たび重なる異端審問の弾圧を前に改宗を受け入れた者たちは、古いスペイン語で豚を意味する「マラーノ」の名で呼ばれた。スペイン、ポルトガルからエリザベス朝ロンドン、自由都市アムステルダムへ。反ユダヤ主義の風潮が強まりをみせた19世紀ドイツ、さらに文学作品に描かれた世界を舞台に、改宗ユダヤ人の引き裂かれた内面と、その昇華精神‐サブライムの展開をたどる。
目次
- マラーノの誕生
- マラーノの国王ドン・アントニオ
- エリザベス朝ロンドンのマラーノたち
- シャイロックの冒険
- ウリエル・ダ・コスタの反抗
- マラーノ文学の根源—フェルナンド・デ・ロハスと『ラ・セレスティーナ』について
- スピノザの顔—知性のマラーノ
- ハイネのマラーノ的魅力
- カフカのなかの「マラーノ性」
「BOOKデータベース」 より