書誌事項

日本型金融システムの転機

数阪孝志編

(大阪市立大学経済研究所所報 / 大阪市立大学経済研究所編, 第47集)

東京大学出版会, 1998.7

タイトル別名

The turning point for Japanese financial system

タイトル読み

ニホンガタ キンユウ システム ノ テンキ

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注記

その他の標題は標題紙裏による

参考文献: 章末

内容説明・目次

内容説明

本書は、日本型金融システムが一大転機を迎えているなかで、金融改革を実効あるものとするために直面している課題と問題点を明らかにしようとするものである。分析の視角として、とくに問題を鮮明にするために、第1に、わが国の金融システムが抱える構造的問題を、「市場の失敗」と「政府の失敗」の複合したものと捉えること、第2にわが国の金融システムの改革を単に国内要因だけでなく国際的金融再編の中で位置づけること、第3に大手金融機関だけでなく中小金融機関の動向をも視野に入れて検討していること、この3点を特徴としている。

目次

  • 1 日本型金融システムの躓きと再編
  • 2 外圧と日本経済—1980年代以降の対外経済関係にみる日本的特徴
  • 3 日米の金融システムと金融機関
  • 4 公的金融システムの改革—金融ビッグバンと「政府の失敗」
  • 5 大手銀行の不良債権処理と残された問題点
  • 6 信用組合・信用金庫・第二地銀の財務状況と経営課題—金融機関業態間の定量的比較から
  • 7 新規店頭公開企業の「低成長性」と市場改革に向けての課題—「補完市場としての店頭市場」が意味するもの
  • 8 米・欧・日の大手金融機関の競争・対抗と協調—金融界の世界的再編のひとこま

「BOOKデータベース」 より

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