芸術の哲学
著者
書誌事項
芸術の哲学
(ちくま学芸文庫)
筑摩書房, 1998.6
- タイトル別名
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芸術の哲学
- タイトル読み
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ゲイジュツ ノ テツガク
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注記
底本は「芸術の哲学」(放送大学教育研究会, 1993年3月刊)
内容説明・目次
内容説明
文学作品や音楽・絵画は、なぜ私たちを魅了してやまないのだろうか?美の成立根拠を人間的主観の心の在り方のうちに求める、これまでの「近代主観主義的美学」では、芸術を十全に理解することはできない。生と世界内存在の真実が開示される場こそが芸術作品であり、その輝き(シャイネン)と現出(エルシャイネン)の結果が美(シェーン)となるのではないのか。アリストテレスの『詩学』から始めて、ニーチェ、ハイデッガー、ガダマーへと至る「存在論的美学」の太い系譜を辿り、また翻って、美を希求する人間の動機を探るべくフロイト、ユングを検討し、カント、ショーペンハウアーの芸術論、人間論、情念論を存在論をもって再評価する。
目次
- 技術における虚構と真実
- アリストテレスの『詩学』
- ミメーシス、カタルシス、ハマルティア
- ニーチェの『悲劇の誕生』
- ディオニュソス的なものとソクラテス主義
- ハイデッガーの芸術論
- ガダマーの芸術論
- フロイトの詩人論
- ユングの詩人論
- ショーペンハウアーの世界観
- 芸術の慰めと苦悩の現実
- カントの『判断力批判』
「BOOKデータベース」 より