漱石の「不愉快」 : 英文学研究と文明開化

書誌事項

漱石の「不愉快」 : 英文学研究と文明開化

小林章夫著

(PHP新書, 050)

PHP研究所, 1998.7

タイトル読み

ソウセキ ノ フユカイ : エイブンガク ケンキュウ ト ブンメイ カイカ

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内容説明・目次

内容説明

近代化の期待を一身に担い、初の官費留学生としてロンドンに旅立った夏目漱石。しかし、その留学の二年間は、後に「倫敦に住み暮らしたる二年はもつとも不愉快の二年なり」と語られる。漱石にとって英文学を学ぶこととは何であったのか。彼がイギリスで目の当たりにした「開化」の酷薄な宿命とは何だったのか。英文学者としての二つの著作『文学論』と『文学評論』が書かれた背景を探りながら、漱石の「不愉快」の正体、ならびに、明治日本が不可避的に背負ったディレンマの本質に迫る力作評論。

目次

  • 第1章 新しい世紀の始まり
  • 第2章 イギリス留学
  • 第3章 不愉快な気分
  • 第4章 現代日本の開化
  • 第5章 『文学論』の悲惨
  • 第6章 『文学評論』と開化
  • 第7章 開化の行く末

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA3698039X
  • ISBN
    • 4569601510
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    199p
  • 大きさ
    18cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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