ハイテク過食症 : インターネット・エイジの奇妙な生態
著者
書誌事項
ハイテク過食症 : インターネット・エイジの奇妙な生態
早川書房, 1998.7
- タイトル別名
-
Data smog : surviving the information glut
- タイトル読み
-
ハイテク カショクショウ : インターネット エイジ ノ キミョウナ セイタイ
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注記
原註: p295-318
内容説明・目次
内容説明
情報過多の時代といわれて久しい。しかし、コンピュータ・テクノロジーの急速な発達によって、情報過多の時代は、いま新たな局面を迎えようとしている。通信技術の高速化、インターネットに代表されるネットワーク、さまざまな情報端末の氾濫、そしてこれらを利用したおびただしい数と種類の情報サービス。情報産業の最先端にあるアメリカ合衆国では、わが国をはるかに凌駕する規模の、多様で雑多な情報があふれかえっている。その洪水に巻きこまれ、情報に依存するあまり、的確な処理ができなくなって、正しい判断力を失う人々が続出しているのである。ここに描かれる情報のハイテク化がもたらした生態とその弊害は、アメリカの現実であり、情報化が進むわが国がいずれ直面することになる未来のひとつの姿でもある。
目次
- 第1部 信号と雑音(情報漬け(スパム)—インターネットを駆けめぐったキャンターとシーゲルの事件;生体性情報不適合症候群—情報過剰が引き起こす奇病 ほか)
- 第2部 ヴァーチャル・アナーキー(サンダーバード問題—バージョンアップしたらうまく動かなくなった;増える情報、萎える判断—裁判所はジャンク・サイエンスでいっぱい ほか)
- 第3部 新しい秩序を求めて(新しい生き物たち—悪用される暗号技術;誰かに見られている—データベイランス(情報監視)が狙っている ほか)
- 第4部 情報生態系を守るために(バランスが大切—情報の三要素は創造と配布と処理;情報を取捨選択する—処理のためのヒント ほか)
「BOOKデータベース」 より