書誌事項

セリーヌを読む

有田英也, 富山太佳夫編

国書刊行会, 1998.9

タイトル別名

Louis-Ferdinand Céline

タイトル読み

セリーヌ オ ヨム

大学図書館所蔵 件 / 97

この図書・雑誌をさがす

内容説明・目次

内容説明

「呪われた作家」「敗残の巨人」「大いなる否」「必敗の文学」としてのみ語り続けられてきたセリーヌ像、セリーヌ作品に秘められた未知の扉が、「ジャズ」「アフリカ」「博覧会」「ロマン・ノワール」「大江健三郎」「イスラエル」などという新しい鍵によって、今、開かれる。

目次

  • 序論 文化の自伝としてのセリーヌ小説
  • 1 『夜の果てへの旅』(ジャズ・アルコール・戦争—初期セリーヌにおける反ユダヤ主義;植民地支配と表象—ゴム取り引きの挿話分析;帝国とセリーヌ—植民地・博覧会・教会)
  • 2 テクストとイデオロギー(なしくずしの共同体—集団の言説の誕生;パンフレットとセリーヌの文体—二人称の用法を中心として;告白から証言へ—『夜の果てへの旅』における精神医学的言説)
  • 3 セリーヌと現代文学(ブゾンとラ・クルヌーヴのはざまで—セリーヌと郊外;セリーヌと現代日本文学—大江健三郎・野坂昭如・石川淳;イスラエルのセリーヌ—「災厄」をめぐるタブー ほか)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ