書誌事項

読書の首都パリ

宮下志朗 [著]

みすず書房, 1998.10

タイトル読み

ドクショ ノ シュト パリ

注記

付録: グザヴィエ・ド・モンテパン「パン運びの女」(あらすじ). エミール・ゾラ「引き立て役」: p311-327

内容説明・目次

内容説明

活字メディアの世紀、フランス小説をとりまく都市空間と出版市場の動態を、バルザック、ゾラ、フロベールを軸にして闊達に描き出す、意欲的な書物の文化史。

目次

  • 期待の地平をあけること—ゾラ『居酒屋』を読む
  • 知られざる「新聞小説」—『パン運びの女』
  • 作家・報酬・文壇—エミール・ゾラの場合
  • 発明家の苦悩—バルザックとブッククラブ
  • 夢想の送り手としての貸本屋
  • パサージュのなかの本の風景
  • 手すりの上の緑の箱
  • 居酒屋というカウンター・カルチャー
  • 本の密猟者エンマ—19世紀フランスの読書する女
  • ハネムーンの大切さ—フロベール『ボヴァリー夫人』再読
  • 美のサブリミナル効果
  • マンダランを殺せ—バルザックからエッサ・デ・ケイロースへ

「BOOKデータベース」 より

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