経済秩序のストラテジー : ドイツ経済思想史1750-1950

書誌事項

経済秩序のストラテジー : ドイツ経済思想史1750-1950

キース・トライブ著 ; 小林純, 手塚真, 枡田大知彦訳

(Minerva人文・社会科学叢書, 21)

ミネルヴァ書房, 1998.10

タイトル別名

Strategies of economic order

タイトル読み

ケイザイ チツジョ ノ ストラテジー : ドイツ ケイザイ シソウシ 1750-1950

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注記

原著 (Cambridge University Press, 1995) の翻訳. ただし第1章及び第9章は改定稿の訳出

参考文献: 巻末pvi-xxvi

内容説明・目次

内容説明

本書は、18世紀国家学から20世紀のナチスや社会的市場にいたるまでの、ドイツ経済思想の200年を検討したものである。スミスからリカードゥを経てマルクスやミルにいたる古典派経済学が経済的推論の理論的核心として、価値や分配、生産に力点を置いたのに対して、ドイツの経済学者が強調したのは、人間の需要と秩序であった。人間の多様な需要と、経済組織の作動を司る秩序とのこの対比は、18世紀初頭以来ずっと、経済事象を扱うドイツの著述家の中心的関心事であった。この過程を導くのはいかなる合理性の形式であろうか。家計と個人の合理的選択が、かれらの必要や需要を満たせるような合理的経済システムとなることを保証するのは、いかなるメカニズムであろうか。本書の諸章は、この秩序問題には多様な戦略があること、多様な戦略が考えだされうること、を示している。

目次

  • 第1章 序—官房学からオルド自由主義へ
  • 第2章 官房学と統治の科学
  • 第3章 リストの理性 国民経済学と万民経済学批判
  • 第4章 歴史的経済学、方法論争、マックス・ヴェーバーの経済学
  • 第5章 商科大学と経営学の形成—1898〜1925年
  • 第6章 経済世界の論理的構成—オットー・ノイラートの合理主義経済学
  • 第7章 資本主義、全体主義、国民社会主義の法秩序
  • 第8章 社会的市場経済の系譜 1937〜48年
  • 第9章 新経済秩序と欧州経済統合

「BOOKデータベース」 より

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