精神分裂病の概念 : 精神医学論文集
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精神分裂病の概念 : 精神医学論文集
学樹書院, 1998.10
- Other Title
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Beiträge zur Schizophrenielehre
Selected writings of Eugen Bleuler
- Title Transcription
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セイシン ブンレツビョウ ノ ガイネン : セイシン イガク ロンブンシュウ
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Note
監訳: 人見一彦
オイゲン・ブロイラーの主要著作: p175-181
Contents of Works
- 早発的痴呆 = dementia praecox
- 早期退院 = Frühe Entlassungen
- 精神病の症状論におけるフロイト的機制 = Freudsche Mechanismen in der Symptomatologie von Psychosen
- 早発的痴呆 (精神分裂症群) の予後 = Die Prognose der Dementia praecox (Schizophrenie-gruppe)
- 分裂病の拒絶症の理論について = Zur Theorie des schizophrenen Negativismus
- 道化症候群 = Das Faxensyndrome
- 自閉的思考 = Das autistische Denken
- 両価性 = Die Ambivalenz
- 医学におけるメンデルの法則 = Mendelismus in der Medizin
Description and Table of Contents
Description
オイゲン・ブロイラーは、クレペリンが確立した早発性痴呆の概念を批判的に継承し、《精神分裂病》の名称を提唱した精神科医として知られている。彼は、フロイトの精神分析にも早くから理解を示し、弟子のユングをフロイトのもとに派遣した。本書に収められた諸論文には、クレペリンの記術精神医学とフロイトの力動精神医学の統合を試みた著者の精神科医としての実践、学者としての思考の足跡が例外なく鮮明に描かれている。《精神分裂病》の名称がはじめて用いられた「早発性痴呆(精神分裂病群)の予後」、アカデミズムからの厳しい批判に曝されていたフロイト学説をいち早く擁護した論文として知られる「精神病の症状論におけるフロイト的機制」、自閉、両価性といった今日では周知の精神病理学的概念を開示した重要論文など、いずれも分裂病論を考える上で歴史的な意義を持ち、現在にも大きな示唆を与える価値を持つものばかりである。精神疾患とはなにか、精神医療とはなにかを考えるための資料的価値の高い論文集。
Table of Contents
- 早発性痴呆
- 早期退院
- 精神病の症状論におけるフロイト的機制
- 早発性痴呆(精神分裂病群)の予後
- 分裂病の拒絶症の理論について
- 道化症候群
- 自閉的思考
- 両価性
- 医学におけるメンデルの法則
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