書誌事項

古地図の博物誌

織田武雄著

古今書院, 1998.11

タイトル読み

コチズ ノ ハクブツシ

注記

参考文献: 章末

内容説明・目次

内容説明

戦後に行われたわが国の教育制度の改革によって、社会科の教科目の一つに人文地理が指定されたことは、これまで地形学や気候学など自然地理学を主としていたわが国の地理学の研究分野において、新たに人文地理学が重要な地位を占めるようになった。またそれに応じて、1948年(昭和23年)には人文地理学会が発足し、今年で創立五十周年を迎えることになった。この機会に著者も、古地図を対象として人文地理学的考察を行った10篇のエッセイを纒めて、本書を刊行することにした。しかし、概説書などと異なって、各章はいずれも別箇のテーマによる記述である。

目次

  • 1 マーシャル諸島島民の海図—桿条海図
  • 2 女人国物語
  • 3 行基図雑考
  • 4 ヨーロッパの地図に描かれた大航海時代の日本
  • 5 北極地方と南方大陸の探索
  • 6 地図から消えた大西洋の島々
  • 7 フェルメールと地図
  • 8 磁石島と磁極
  • 9 地図の方位と羅針盤
  • 10 地図帳(アトラス)の歴史

「BOOKデータベース」 より

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