書物の出現
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書誌事項
書物の出現
(ちくま学芸文庫)
筑摩書房, 1998.11
- 上
- 下
- タイトル別名
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L'apparition du livre
- タイトル読み
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ショモツ ノ シュツゲン
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注記
その他の訳者: 長谷川輝夫, 宮下志朗, 月村辰雄
参考文献1: 上p437-466. 参考文献2: 下p374-409
年表: 下p410-419. 索引: 下p420-456
底本: 「書物の出現」(筑摩書房, 1985年9月・10月刊)
訳出底本: 原著第2版(Albin Michel , c1971)の翻訳.
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784480084415
内容説明
活字印刷術はどのような前提条件のもとに生まれたのか?それまでに達成されたさまざまな技術革新だけでなく、文字使用や商取引慣行の進展、紙の普及などがなければ、マインツの工房での偉業もありえなかった。しかし当時の書物には目次や出版者の名もなく頁付けもない。読者に便利な情報一覧や現在の書物のような体裁はその後の技術の改良とともに整えられて来たのである。こうした新しい産業に従事した誇りたかき印刷人や書籍商たちはどのような人びとで、どのように仕事をしたのだろうか。そして著者や読者たちとの関係は?書物をめぐって生きた人びとの姿を鮮やかに描く。
目次
- 第1章 前提条件—ヨーロッパにおける紙の出現
- 第2章 技術的問題とその解決
- 第3章 書物の体裁
- 第4章 商品としての書物
- 第5章 本造りの世界
- 巻冊次
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下 ISBN 9784480084422
内容説明
グーテンベルクらによる印刷技術の完成以降、地理上の発見とともに書物は世界中に流布される。やがてヨーロッパ中を揺がせた宗教改革において書物は大きな役割を担う。命懸けで異端派の禁書を手掛ける出版業者や書籍業者により、教会側の強い弾圧にもかかわらず、書物は新しい思想をのせてヨーロッパ中にひろまってゆく。さらに活字本の普及により、ラテン語は廃れ各国語が発展するにいたる。書籍をめぐる伝統維持と革新をあらゆる局面からたどり、それに関わる生きた人間とともに鮮やかに描きだすアナール歴史学の金字塔。
目次
- 第6章 書物の地理
- 第7章 書物の取引
- 第8章 書物、この酵母
「BOOKデータベース」 より