最後の浮世絵師 : 河鍋暁斎と反骨の美学
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書誌事項
最後の浮世絵師 : 河鍋暁斎と反骨の美学
(NHKブックス, 848)
日本放送出版協会, 1998.12
- タイトル読み
-
サイゴ ノ ウキヨエシ : カワナベ キョウサイ ト ハンコツ ノ ビガク
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注記
参考文献目録: p204-207
河鍋暁斎年表: p208-211
内容説明・目次
内容説明
時代の激動期に生きた最後の大物絵師がいた。国芳に美人画を学び、狩野派を僅か19歳で卒業した天才絵師、暁斎である。骸骨や動物を人間の如く描きだす筆致にお雇い外国人も驚嘆した。徳川・明治と時の政府を笑い飛ばし、文明開化に右往左往する世情を面白おかしく描き常に庶民に温かい目を向けた。まさに時代の寵児と言える画狂人の生涯を変転する時代とともに鮮やかに描きだす。
目次
- 序章 世界を流転した代表作「大和美人図屏風」
- 第1章 幕末の美術界—浮世絵は衰退していたのか
- 第2章 生首を写生する少年絵師
- 第3章 パリ万国博覧会と印象派の画家たち
- 第4章 世界が注目した未知の大画家
- 第5章 北斎と暁斎—なぜヨーロッパに受け入れられたのか
- 第6章 暁斎の戯画—時代へのまなざし
- 第7章 開化に翻弄された明治期の美術界
- 第8章 明治の絵師暁斎の世界
- 第9章 人類の遺産となった日本美術
- 付章 絵日記に見る暁斎の日々の暮らし
「BOOKデータベース」 より