書誌事項

逆説の日本史

井沢元彦著

(小学館文庫)

小学館, 1998-

  • 1 古代黎明編
  • 2 古代怨霊編
  • 3 古代言霊編
  • 4 中世鳴動編
  • 5 中世動乱編
  • 6 中世神風編
  • 7 中世王権編
  • 8 中世混沌編
  • 9 戦国野望編
  • 10 戦国覇王編
  • 11 戦国乱世編
  • 12 近世暁光編
  • 13 近世展開編
  • 14 近世爛熟編
  • 15 近世改革編
  • 16 江戸名君編
  • 17 江戸成熟編
  • 18 幕末年代史編1
  • 19 幕末年代史編2
  • 20 幕末年代史編3
  • 21 幕末年代史編4
  • 22 明治維新編
  • 23 明治揺籃編

タイトル読み

ギャクセツ ノ ニホンシ

  • オックスフォード大学 ボドリアン図書館BJL

    1 古代黎明編Jap.f.3968/1, 2 古代怨霊編Jap.f.3968/2, 3 古代言霊編Jap.f.3968/3, 4 中世鳴動編Jap.f.3968/4, 5 中世動乱編Jap.f.3968/5, 6 中世神風編Jap.f.3968/6, 7 中世王権編Jap.f.3968/7, 8 中世混沌編Jap.f.3968/8, 9 戦国野望編Jap.f.3968/9, 10 戦国覇王編Jap.f.3968/10, 11 戦国乱世編Jap.f.3968/11, 12 近世暁光編Jap.f.3968/12, 13 近世展開編Jap.f.3968/13, 14 近世爛熟編Jap.f.3968/14, 15 近世改革編Jap.f.3968/15, 16 江戸名君編Jap.f.3968/16, 17 江戸成熟編Jap.f.3968/17, 18 幕末年代史編1Jap.f.3968/18

    OPAC

  • 明石工業高等専門学校 図書館

    7 中世王権編210.04.IZ2005393, 8 中世混沌編210.04.IZ2005392

  • 石川工業高等専門学校 図書館

    1 古代黎明編210.04||I98||11013017337, 2 古代怨霊編210.04||I98||21013017344, 3 古代言霊編210.04||I98||31013017351, 4 中世鳴動編210.04||I98||41013017368, 5 中世動乱編210.04||I98||51013017375, 6 中世神風編210.04||I98||61013017382, 7 中世王権編210.04||I98||71013017399, 8 中世混沌編210.04||I98||81013017405, 9 戦国野望編210.04||I98||91013017412, 10 戦国覇王編210.04||I98||101013017429, 11 戦国乱世編210.04||I98||111013017436, 12 近世暁光編210.04||I98||121013017443, 13 近世展開編210.04||I98||131013017450, 14 近世爛熟編210.04||I98||141013017467, 15 近世改革編210.04||I98||151013017474, 16 江戸名君編210.04||I98||161013017481

  • 宇部工業高等専門学校 図書館

    4H21||||012102077462, 1H21||||012074077526

  • NKZ 東京図書館新宿C

    11 戦国乱世編210.04/IZA/11T302476

    OPAC

  • 愛媛大学 図書館

    5 中世動乱編210.04||IZ||5031201205505, 6 中世神風編210.04||IZ||6031201205506, 8 中世混沌編210.04||IZ||8031201205507

  • 大阪教育大学 附属図書館

    1 古代黎明編小学館文庫W0402723, 2 古代怨霊編小学館文庫W0402724, 3 古代言霊編小学館文庫W0402725, 4 中世鳴動編小学館文庫W0402726, 5 中世動乱編小学館文庫W0402727, 6 中世神風編小学館文庫W0402728, 7 中世王権編小学館文庫W0402729, 8 中世混沌編小学館文庫W0402730, 9 戦国野望編小学館文庫W0703945, 10 戦国覇王編小学館文庫W0703946, 11 戦国乱世編小学館文庫W0703530, 12 近世暁光編小学館文庫W0806292, 13 近世展開編小学館文庫W1004138, 14 近世爛熟編小学館文庫20000239349, 15 近世改革編小学館文庫20000319679, 16 江戸名君編小学館文庫20000496848, 17 江戸成熟編小学館文庫20000717224, 18 幕末年代史編1小学館文庫20000988287, 19 幕末年代史編2小学館文庫20001039653, 20 幕末年代史編3小学館文庫20001278844, 21 幕末年代史編4小学館文庫20001320158

  • 大阪大学 附属図書館 総合図書館

    2 古代怨霊編20300200423, 3 古代言霊編20300200431, 4 中世鳴動編20300200449, 1 古代黎明編10301636527, 5 中世動乱編10301636568, 6 中世神風編10301636576, 7 中世王権編10301636584, 8 中世混沌編10301636592, 9 戦国野望編10301636600, 10 戦国覇王編10301636618, 11 戦国乱世編10301636626, 12 近世暁光編10301636634, 13 近世展開編10301636642

  • 沖縄大学 図書館図書館

    1 古代黎明編210.04/I98/10139498, 2 古代怨霊編210.04/I98/20139503, 3 古代言霊編210.04/I98/30139506, 4 中世鳴動編210.04/I98/40139502, 5 中世動乱編210.04/I98/50139501, 6 中世神風編210.04/I98/60139504, 7 中世王権編210.04/I98/70139505, 8 中世混沌編210.04/I98/80139500, 9 戦国野望編210.04/I98/90139499, 10 戦国覇王編210.04/I98/100139497, 11 戦国乱世編210.04/I98/110139496, 12 近世暁光編210.04/I98/120139548, 18 幕末年代史編1210.04/I980164970

  • 小樽商科大学 附属図書館

    17 江戸成熟編H||||337271000337271

内容説明・目次
巻冊次

1 古代黎明編 ISBN 9784094020014

内容説明

教科書ではわからない日本史の空白部分に迫る。従来の歴史学界の権威主義、史料至上主義、呪術観の無視、以上の三大欠陥を指摘しながら古代史の謎を推理、解明していく。日本人の「わ」の精神のルーツは?宮内庁が天皇陵の学術調査を拒み続けるのはなぜか?あの出雲大社はオオクニヌシノミコトの怨霊を封印するために建てられた「霊魂の牢獄」ではなかったか?当時最高の知識人であった聖徳太子はなぜ、「和」こそが日本人の最高の原理としてあげたのか?など。

目次

  • 序論 日本の歴史学の三大欠陥
  • 第1章 古代日本列島人編—日本はどうして「倭」と呼ばれたのか
  • 第2章 大国主命編—「わ」の精神で解く出雲神話の“真実”
  • 第3章 卑弥呼編—女王殺害と紀元二四八年の重大事件
  • 第4章 神功皇后編—邪馬台国東遷説を裏付ける宇佐神宮の拝礼作法
  • 第5章 天皇陵と朝鮮半島編—日本人のルーツと天皇家の起源
巻冊次

2 古代怨霊編 ISBN 9784094020021

内容説明

なぜ聖徳太子に「徳」という称号が贈られたのか?『日本書紀』は天武天皇の正体を隠すために編集された。奈良の大仏は怨霊鎮魂のためのハイテク装置だった…など日本人の「徳」の思想と怨霊信仰のメカニズムを解明する衝撃の推理。

目次

  • 第1章 聖徳太子編—「徳」の諡号と怨霊信仰のメカニズム
  • 第2章 天智天皇編—暗殺説を裏付ける朝鮮半島への軍事介入
  • 第3章 天武天皇と持統女帝編—天皇家の血統と『日本書紀』の“作為”
  • 第4章 平城京と奈良の大仏編—聖武天皇の後継者問題と大仏建立
巻冊次

4 中世鳴動編 ISBN 9784094020045

内容説明

日本人の「平和意識」には、ケガレ思想に基づく偏見があり、特に軍隊というものに対する見方が極めて厳しく、「軍隊無用論」のような世界の常識では有り得ない空理空論をもてあそぶ傾向が強い。また、なぜ世界でも稀な「部落差別」が生れたのか。差別意識を生むケガレ忌避思想を解明し、その精神性の本質に迫る。

目次

  • 『古今和歌集』と六歌仙編—“怨霊化”を危険視された政争の敗者
  • 藤原摂関政治の興亡(良房と天皇家編—平安中期の政治をめぐる血の抗争;『源氏物語』と菅原道真—ライバル一族を主人公にした謎;「反逆者」平将門—初めて武士政権の論理を示した男)
  • 院政と崇徳上皇編—法的根拠なき統治システムの功罪
  • 武士はなぜ生まれたのか編—「差別」を生み出したケガレ忌避信仰
  • 平清盛と平氏政権編—「平家滅亡」に見る日本民族の弱点
巻冊次

5 中世動乱編 ISBN 9784094020052

内容説明

源氏はいかにして平家を打倒し、武士政権を樹立していったのか。その解明の鍵は“源源合戦”にあった。また、義経は「戦術」の天才でありながらも頼朝の「戦略」を理解することができなかった。日本人が八百年にわたって錯覚してきた『平家物語』、そして「義経伝説」の虚妄を抉る。

目次

  • 鎌倉幕府の誕生(源頼朝と北条一族編—「源源合戦」「幕府成立」を予見した北条時政の謀略;源義経と奥州藤原氏編—“戦術の天才”義経が陥った「落とし穴」;執権北条一族の陰謀編—鎌倉「幕府」を教える歴史教科書の陥穽)
  • 武家政治の確立(悲劇の将軍たち編—「言霊将軍」実朝を暗殺した黒幕;北条泰時と御成敗式目編—「法の正義」に優先する「道理」精神)
巻冊次

6 中世神風編 ISBN 9784094020069

内容説明

「神国」ニッポンは元冦勝利の“奇蹟”により何を失ったのか?!鎌倉幕府滅亡の背景を掘り起こしながら、責任の所在が曖昧で、危機管理能力が欠落しているという現代日本の病巣の淵源を明らかにする。昨今の有事論争をまつまでもなく、この国の今を生きるものにとって示唆的な警世の書、待望の文庫化。

目次

  • 第1章 鎌倉以前の仏教編—日本における仏教伝来の特殊性
  • 第2章 浄土門の聖者たち編—平安後期に流行した「極楽浄土」信仰
  • 第3章 道元と日蓮編—昭和のファシストが心酔した「日蓮サイクル」の虚と実
  • 第4章 元寇と日本人編—危機管理なき防衛意識を決定づけた“勝利体験”
  • 第5章 後醍醐天皇の野望編—「河内の土豪」楠木正成を結び付けた朱子学思想
  • 第6章 後醍醐天皇の新政編—権力と責任を分散させる伝統的システム
巻冊次

7 中世王権編 ISBN 9784094020076

内容説明

日本歴史上未曽有の戦乱期、その記録をなぜ『太平記』と名付けたのか?“天皇家乗っ取り”という野望成就を目前にして急死した足利義満は暗殺されたのか?数々の謎を秘めた南北朝の世に斬り込む逆説の日本史シリーズ文庫、待望の最新刊。

目次

  • 第1章 足利幕府と南北朝1 尊氏対後醍醐編—戦乱を招いた天皇絶対国家の理想(後醍醐が直面した軍事力無き中央政府のジレンマ;尊氏に幕府開設を決意させた直義の「ニセ綸旨」 ほか)
  • 第2章 『太平記』に関する小論編—巻二十二の欠落が暗示する作者の正体(欠落した巻二十二を境に大きな断絶が存在する謎;タイトルに隠された「欠徳の人」後醍醐に対する作者の思想 ほか)
  • 第3章 足利幕府と南北朝2 尊氏対直義編—幕府政治の確立を遅らせた兄弟ゲンカ(半世紀以上の戦乱を招いた足利尊氏は「平和の破綻者」か;弟直義に「非情」になれない尊氏が招いた二大派閥の抗争 ほか)
  • 第4章 足利幕府と南北朝3 「日本王国」足利義満の野望編—「天皇家乗っ取り」直前の不可解な死(「和」の精神が通用しない南北朝時代に求められた“怪物将軍”;寺社勢力に対抗する軍事力・政治力を持たなかった室町幕府 ほか)
  • 第5章 「恐怖の魔王」足利義教編—「くじ引き将軍」が目指した絶対権力(足利義満、徳川家康は絶対的権力を確立した「平和の創造者」;四代将軍義持の後継者を「くじ」で決めた室町“連合”政権の困惑 ほか)
巻冊次

8 中世混沌編 ISBN 9784094020083

内容説明

なぜ世阿弥の名前に「阿弥」がつくのか?応仁の乱の原因は“日本史上最大の悪妻”日野富子の嫉妬だった!?既成の秩序や価値観が崩壊する一方で宗教が隆盛を極め、新たな文化が花開いた「室町」という時代の胎動、来るべき群雄割拠の予兆を説きおこす。

目次

  • 第1章 「懶惰の帝王」足利義政編—「無責任」将軍が招いた応仁の乱(室町幕府を弱体化させた「天皇の軍事問題」;一揆勢の「徳政令」公布要求を武力弾圧できなかった理由 ほか)
  • 第2章 日野富子と傀儡政権編—「半将軍」細川政元のクーデター(将軍義政の失政に拍車をかけた日本史上最大の“悪妻”;京都「七つ口の関所」の入場料を横領した“強欲ぶり” ほか)
  • 第3章 国一揆と一向一揆編—律令制度の崩壊と新しい土地システム(畠山義就vs政長の軍隊に「完全撤兵」を要求した住民パワー;天才政治家細川政元が気付かなかった「惣国」の落とし穴 ほか)
  • 第4章 室町文化の光と影編—忘れられた日本文化のルーツ(世阿弥の正体と「能面」の仕掛け;将棋、この日本文化の最高峰 ほか)
巻冊次

9 戦国野望編 ISBN 9784094020090

内容説明

日本人の根本原理である「和の精神」が崩壊した下克上の時代を生き抜いた戦国武将たち。織田信長、武田信玄、上杉謙信、毛利元就、北条早雲らの「天下人たる資質」を徹底検証する。混迷の時代にあって、“覇者の条件”とは何かを問う井沢流歴史ノンフィクションの白眉、待望の文庫化。

目次

  • 第1章 琉球王国の興亡編—「沖縄人」が築いた東アジア大貿易圏(沖縄か琉球か—日本人は「平和の島」を何と呼んできたか;“歴史の分岐点”となった利勇、舜天の「放伐」王朝 ほか)
  • 第2章 海と倭寇の歴史編—ニセ倭寇を生み出した朝鮮民族の差別思想(「倭寇=日本人の海賊」を覆した朝鮮民族の史料;十六世紀の「倭寇」は八割が中国人だった ほか)
  • 第3章 戦国、この非日本的な時代編—「和の原理」を崩壊させた実力主義(「和の原理」を否定した戦国時代における“勝利者の条件”;「和の体制」を否定し「実力主義」を宣言した朝倉孝景十七箇条 ほか)
  • 第4章 天下人の条件1 武田信玄の限界編—戦国最強の騎馬軍団と経済政策(あと十年長生きしていれば信長の天下なし!?「信玄伝説」を検証する;貫高から推定する騎馬軍団の兵力は五万人!? ほか)
  • 第5章 天下人の条件2 織田信長の野望編—「天下布武」と「平安楽土」の戦略(桶狭間の合戦は今川義元の「天下統一の野望」が原因ではなかった!?;「岐阜」の地名に込められた「天下布武」の野望 ほか)
巻冊次

10 戦国覇王編 ISBN 9784094020106

内容説明

企んだのは朝廷か将軍義昭か、はたまたイエズス会か?謎に包まれた本能寺の変の真相に迫る第十巻。信長は残虐な無神論者ではなく、敬虔で寛容な政治家だった。歴史学界の定説を覆し、「信長論」の新たなる地平を切り拓く野心的な歴史ノンフィクション待望の文庫化。

目次

  • 第1章 天下一統のグランドプラン(1)織田信長の変革編—「政権の三要素」を巡る将軍義昭との抗争(将軍足利義昭に対する「アメ」と「ムチ」;世論を味方にした「将軍ロボット化計画」 ほか)
  • 第2章 天下一統のグランドプラン(2)信長vs宗教勢力の大血戦編—安土宗論に見る「宗教弾圧」の正当性(比叡山焼き討ちは「残虐」ではない;信長は「宗教弾圧」をしなかった! ほか)
  • 第3章 天下一統のグランドプラン(3)新しき権力の構築編—信長の「大坂遷都」計画と安土城の謎(何が国家権力の正統性を保証するのか;義昭を「悪将軍」に陥れた信長の「十七条の意見書」 ほか)
  • 第4章 本能寺の変 神への道の挫折編—明智光秀「信長暗殺」の真相(「自己神格化」によって天皇制に挑んだ信長の天下布武;世界初の鉄甲船を開発した信長の発想力 ほか)
巻冊次

17 江戸成熟編 ISBN 9784094060553

内容説明

幕末に燎原の火の如く盛り上がった尊皇攘夷思想の源流ともいえる国学思想の成立、天保の改革に挑んだ幕府が「祖法大事」と変革の波に乗り遅れていくさま…幕府崩壊の遠因となった愚劣な政治に迫る!

目次

  • 第1章 北方世界の歴史・アイヌ民族のルーツと展開編—松前藩の卑劣な手口と幕府の無策を暴く!(古代史最大の問題!「エミシ」と「エゾ」は同一か;奥州藤原四代のミイラ調査が挑んだ「エミシ」と「エゾ」の難問 ほか)
  • 第2章 幕末維新への胎動1・国学の成立と展開編—明治維新の精神的支柱となった四大人の思想(『古事記』研究で大和心「もののあはれ」を感得した本居宣長の功績;宣長の「宗教」が一人の売国奴も出ない「幕末の奇跡」を生んだ ほか)
  • 第3章 幕末維新への胎動2・幕府外交と天保の改革編—社会を混乱させた頑迷な「祖法大事」政治(ロシア使節の「交易要求」を拒絶した幕閣の「祖法大事」;なぜ徳川幕府は「愚劣な外交」でロシアを激怒させたのか ほか)
  • 第4章 幕末維新への胎動3・ユートピアとしての江戸編—なぜ、日本の道路舗装率は今でも低いのか?(歴史教科書では教えてくれないペリー来航「黒船ショック」の本質;いち早く近代化した日本の道路舗装率が中国、韓国、タイより低い理由 ほか)
巻冊次

18 幕末年代史編1 ISBN 9784094061864

内容説明

アメリカを激怒させ、「徳川の終わり」をもたらした「言霊の国」のお粗末外交とは?

目次

  • 第1章 幕末から維新へ1 『前史』としての日米交渉史前編—オランダ国王開国勧告を拒絶した幕府の思惑(「ペリーは突然やってきた」という日本人の歴史認識の大誤解;「捕鯨船の寄港地」を求めて日本に開国を迫ったアメリカの事情 ほか)
  • 第2章 幕末から維新へ2 『前史』としての日米交渉史後編—日本外交は「嘘つき」で「二枚舌」と喝破したペリー(開国を要求したアメリカ・ビッドル代将との「一週間の攻防」;アメリカの対日交渉を硬化させた「ビッドル代将暴行事件」 ほか)
  • 第3章 幕末激動の十五年 一八五四年編—日米和親条約締結で意識的に行なった誤訳(「国家の大事」に対して日本の対応が常に“ドロナワ”になる理由;英語に堪能なジョン万次郎を日米交渉から外した「幕府高官」 ほか)
  • 第4章 幕末激動の十五年 一八五五・五六年編—「徳川の終わり」を印象づけた安政の三大地震(黄金を大量に保有していた幕末日本は世界一「豊かな国」だった!?;「徳川政権の終わり」を決定的にした安政年間三つの巨大地震 ほか)
  • 第5章 幕末激動の十五年 一八五七年編—「倒幕の大功労者」ハリスは何をしたか?(幕府を滅亡に追い込んだ「ハリスの“一見正当な”円ドル交渉」;ハリスが「一分銀という信用貨幣」を理解できなかった理由 ほか)
巻冊次

19 幕末年代史編2 ISBN 9784094062861

内容説明

すべては、ひとりの老中の判断ミスから始まった—。「幕府VS水戸藩」の確執は、誤解が疑念を呼び、ますます過熱化。さらに孝明天皇の名で出された「密勅」の存在が明らかになるや、大老・井伊直弼による凄惨な「大獄」の嵐が吹き荒れることとなった。そしてその報復として行なわれたのは、「大老暗殺」という前代未聞の大事件だった!

目次

  • 第1章 一八五八年編—戊午の密勅と安政の大獄(水戸黄門の隠居所・西山荘から生まれた「倒幕正当化の思想」;“血”を見ずに事を収めようとした老中・堀田正睦の「判断ミス」;堀田老中の“目論見”を完全に打ち砕いた岩倉具視の「列参事件」 ほか)
  • 第2章 一八五九年編—正論の開国vs実行不可能な攘夷(“行動の人”吉田松陰が門下生に発した「草莽崛起」という思想;「倒幕」が論理的に正当化されることになった「一君万民論」;日本が“四千年の中国”より先に民主主義を成立させた「原点」 ほか)
  • 第3章 一八六〇・六一年編—桜田門外の変 大老暗殺が歴史を変えた!(井伊直弼をして大弾圧に走らせた「水戸の大陰謀」という事実誤認;島津久光に藩内過激派を押さえ込ませた大久保一蔵の「絵図」;狙われている情報を掴みながら「開国祝い」の銃に倒れた井伊直弼 ほか)
巻冊次

20 幕末年代史編3 ISBN 9784094064148

内容説明

“バカ殿”島津久光を国父に戴き、生麦事件そして薩英戦争を引き起こしながらも「攘夷」の無謀さに目覚めた薩摩。一方、攘夷派を抑えきれず、ついには「朝敵」の汚名を着ることになった長州。のちに明治維新の原動力となった両藩がまつたく異なる道を歩んでいた激動の3年間に迫る!

目次

  • 第1章 一八六二年編—幕府を窮地に陥れた生麦事件と島津久光(幕末年代史編、前巻までの時代の流れ;国父・島津久光に「地ゴロ」と言い放った西郷隆盛の思惑;倒幕派藩士を説得に向かった西郷に対して久光が「爆発」したワケ ほか)
  • 第2章 一八六三年編—“攘夷は不可能”を悟らせた薩英戦争と下関戦争(坂本龍馬の「船中八策」に影響を与えた横井小楠という大人物;公使館焼き討ちは「隠れ開国派」高杉晋作による“ガス抜き”だった!?;公使館焼き討ち実行犯が数か月後に留学した“謎” ほか)
  • 第3章 一八六四年編—沖永良部島流罪の西郷赦免で歴史は動いた!(沖永良部島流罪で衰弱死寸前の西郷を救った現地役人の機転;虚無の中から西郷を立ち直らせ活路を開いた「敬天愛人」思想;「将軍家を支える雄藩連合」確立を目指した島津久光の思惑 ほか)
巻冊次

21 幕末年代史編4 ISBN 9784094065138

内容説明

憎しみあっていた薩摩と長州が坂本龍馬の仲介で手を結び、討幕の動きは一気に加速。十五代将軍・徳川慶喜は、遂に大政奉還を決意する。だが「新政府軍」は錦の御旗を立て東進し、江戸に迫った—。

目次

  • 第1章 一八六五年編—“犬猿の仲”薩長を接近させた坂本龍馬の秘策(長州藩危急存亡の渦中、高杉・西郷が交錯した下関大坂屋の夜;大雪になった功山寺決起日を高杉が「縁起がいい」と思ったワケ ほか)
  • 第2章 一八六六年編—天才・高杉晋作とミニエー銃が帰趨を決した「四境戦争」(ユニオン号購入で薩長の板挟みに苦しんだ、上杉宗次郎という男;木戸が記した薩長同盟合意内容メモの「保証人」となった坂本龍馬 ほか)
  • 第3章 一八六七年編—孝明帝の死と「倒幕の密勅」の衝撃(ナポレオン三世を目指した慶喜は「最後の将軍」を自任していたのか?;孝明帝は“細菌テロ”による「傷害致死」で命を落とした!? ほか)
  • 第4章 一八六八年編—江戸百万の人々を救った慶喜の「大功績」(新政府に参画するチャンスをみすみす逃した慶喜の“覚悟の無さ”;「王政復古の大号令」は二段構えでようやくまとまった ほか)
巻冊次

22 明治維新編 ISBN 9784094066357

内容説明

明治六年の政変から西南戦争、そして大久保暗殺まで—明治国家成立の光と影に迫る!

目次

  • 第1章 明治維新編—近代国家へと踏み出す「廃藩置県」の断行
  • 第2章 明治政府のグランドデザイン編—日本の骨格作りと留守政府の奮闘
  • 第3章 明治六年の政変編—「征韓論」とは何だったのか?
  • 第4章 サムライたちの反抗編—陰謀に散った不運の男・江藤新平
  • 第5章 サムライたちの反抗編2—“最強”の西郷軍はなぜ敗れたのか?
  • 第6章 補遺編
巻冊次

23 明治揺籃編 ISBN 9784094068276

内容説明

1868年(慶応4)、政府の「神仏分離」政策に力を得た神社関係者は全国で仏堂を壊し、仏像や経典を焼却するなどの暴挙に出た。「廃仏毀釈」である。彼らにより古来の貴重な仏教遺産は悉く破壊された。あの奈良・興福寺の五重塔さえスクラップとして売り払われようとしたのである—。

目次

  • 第1章 近現代史を考察するための序論 近現代史を歪める人々—日本を蝕み続ける「バカトップ」問題(歴史学者の良心とは何か?近現代史における「事実捏造」;朝日新聞編集幹部による「日本新聞史上最低最悪の記事」とは?;「世論を自分たちの望む方向に導くことこそ正義」という鼻持ちならないエリート意識 ほか)
  • 第2章 大日本帝国の構築1 琉球処分と初期日本外交—朱子学という亡国の「毒酒」(言語、文化、宗教—琉球人のアイデンティティは日本に近い;家康が琉球を「王国」のまま存続させた深慮遠謀とは?;「琉球王国」カードを有効に使った薩摩藩の経済的センス ほか)
  • 第3章 大日本帝国の構築2 廃仏毀釈と宗教の整備—「平和ボケ」ニッポンを「内教」で立て直す(欧米列強に負けないための「神道+朱子学」という新宗教;世界宗教史上でも類を見ない「民族宗教と世界宗教の対等合併」;「日本の神々こそ最高の存在」と説く「反本地垂迹説」理論 ほか)
巻冊次

11 戦国乱世編 ISBN 9784094081749

内容説明

戦国乱世の三大英傑のひとり、世に“鳴かぬなら鳴かせてみせようホトトギス”とその人性を表わされる豊臣秀吉とは、いかなる人物であったか?その虚像と実像を探り、天下乗っ取りの内実に迫る。

目次

  • 第1章 豊臣秀吉、その虚像と実像編—歴史学界がタブー視する「差別」構造(右手の指が6本あった歴史的事実を隠す「差別」;歴史用語「朝鮮征伐」を抹殺する歴史学界の言葉狩り ほか)
  • 第2章 秀吉、天下乗っ取りの大戦略1 織田つぶしの権謀術数編—いかにして「権力の正統性」を確保したか(信長の後継者を目指した秀吉の「絶望的」な障害;ポスト信長政権を混迷させた「信忠の死」 ほか)
  • 第3章 秀吉、天下乗っ取りの大戦略2 対決、徳川家康編—最大のライバルを屈服させた「人質」作戦(秀吉と池田勝入を激高させた家康の「弾劾文」;池田勝入&森長可の三河奇襲作戦を見破った家康の諜報網 ほか)
  • 第4章 秀吉の天下統一経営1 豊臣の平和編—宗教、貨幣、単位を統一した専制君主の国内政策(「惣無事令」という内政政策と「大仏建立」の謎;「大仏建立」事業の狙いは宗教勢力の「統一」だった!? ほか)
  • 第5章 秀吉の天下統一経営2 太閤の外征編—朝鮮征伐にみる日本人の贖罪史観(「唐入り」を侵略戦争と断じた歴史学界の贖罪史観;朱子学に毒された韓国「国定」教科書が歪曲する歴史認識 ほか)
巻冊次

12 近世暁光編 ISBN 9784094082739

内容説明

文庫発行二四〇万部突破!今や国民的ベストセラーといえる「逆説」シリーズ。ついに戦国編完結、近世編に突入。徳川家康の天下泰平といわれた長期政権はいかにして造り上げられたか?「鳴かぬなら鳴くまで待とうほととぎす」といわれる謀略の天才の手法に迫る渾身の歴史ノンフィクション。

目次

  • 第1章 徳川幕府の成立1 序章としての関ヶ原編—「天下分け目の戦い」でいかにして勝利したか(「唐入り」は失業した軍人を救うための雇用対策だった;家康はなぜ海外侵略をしなかったのか?;「後継者選び」の失敗が政権の崩壊をもたらした! ほか)
  • 第2章 徳川幕府の成立2 泰平への長い道編—保守主義者が好んだオーソドックスな手法(家康の権力と既成事実化した領地再配分による「論功行賞」;独断で六十三家の譜代大名を「創設」;家康の三河守任官を実現した「賀茂→源→藤原」の系図改編 ほか)
  • 第3章 徳川幕府の成立3 天下泰平の構築編—賢者のライバルつぶしの秘策「分断支配」(家康の功妙な「大名統制」は「室町幕府の失敗」から学んだ;大名の「財力」と「権力」を見事に分散させた!;大名統制の憲法「武家諸法度」の本質は「外様つぶし」ではない! ほか)
巻冊次

13 近世展開編 ISBN 9784094085433

内容説明

若き日の徳川家康を苦しめた浄土真宗信徒らによる「一向一揆」。家康は勢力を増していくキリシタンに「一向一揆化」の悪夢を見た。折しも江戸城大奥では、女中のおたあジュリアを中心にしてキリシタンが増加していた—。徳川幕府による「伴天連追放令」と鎖国の裏面史を抉り、「戦国日本」をリストラし、「徳川三〇〇年」の礎がいかにして築かれたかを解明する。

目次

  • 第1章 徳川幕府の展開1 鎖国とキリシタン禁制編
  • 第2章 徳川幕府の展開2 大名改易と浪人対策編
  • 第3章 戦国文化の江戸的変遷1 茶の湯の変質編
  • 第4章 戦国文化の江戸的変遷2 演劇の変質編
  • 第5章 戦国文化の江戸的変遷3 儒学の日本的変容編
  • 第6章 武断政治から文治政治への展開 古兵と遅れてきた青年たち編
巻冊次

14 近世爛熟編 ISBN 9784094086027

内容説明

江戸時代にあって最も爛熟をきわめた元禄の世(1688年〜1703年)は、日本近世史上最大の“大変革”の時代でもあった。今に伝えられる「忠臣蔵」美談創作の裏に秘められた日本人の精神構造の大転換はじめ、21世紀の今を生きる日本人の原像がここにあった。名君綱吉の治世が揺るがした刃傷と仇討ち。赤穂事件が「忠臣蔵」に変移した謎。

目次

  • 第1章 忠臣蔵、その虚構と真実編—武断政治から文治政治への展開2
  • 第2章 将軍と側用人システム編—武断政治から文治政治への展開3
  • 第3章 大坂・江戸 大商人の世界編—武断政治から文治政治への展開4
  • 第4章 明と日本編—江戸時代の東アジア外交1
  • 第5章 琉球王国と日本編—江戸時代の東アジア外交2
巻冊次

15 近世改革編 ISBN 9784094087284

内容説明

経済政策に疎かった8代将軍徳川吉宗がなぜ「名君」と呼ばれるのか?経済重視政策を推し進めた田沼意次はなぜ「悪人」とされたのか?商業を軽視した朱子学に呪縛された江戸幕府の闇に迫り、歴史の真相を暴く!名古屋の経済振興を進め、繁栄された尾張藩主徳川宗春が失脚した理由、「田沼賄賂伝説」をでっち上げた松平定信政権、「幻の11代将軍」徳川家基暗殺疑惑、さらには薩摩の芋焼酎を生んだサツマイモ普及の背景など、教科書では決して教わることのない知られざる歴史が明かされる。

目次

  • 第1章 徳川幕閣の展開と改革1 六代将軍家宣の新政編—側用人を重用した権力機構(「談合社会」だからこそボトムアップ型内閣にした家康;綱吉政治の「側用人システム」を活用した“後継者” ほか)
  • 第2章 徳川幕閣の展開と改革2 八代将軍吉宗の支配編—「改革の英雄」の実像を暴く(一大名にさえ成り得なかった四男・吉宗の「強運」;最初に取り組んだ「新井白石の否定」と「綱吉への回帰」 ほか)
  • 第3章 徳川幕閣の展開と改革3 将軍吉宗vs尾張宗春編—経済政策にみる明と暗(吉宗の失政を批判した尾張徳川家第七代当主・徳川宗春;芝居見物を自由化した宗春の商都・名古屋活性化計画 ほか)
  • 第4章 徳川幕閣の展開と改革4 田沼意次vs松平定信編—「幕府をつぶした男」と「天皇」の復活(荻原重秀・尾張宗春・田沼意次を「極悪人」にする「貴穀賎金」政治;学界の定説「田沼は賄賂大好きの悪徳政治家」という偏見 ほか)
巻冊次

16 江戸名君編 ISBN 9784094088366

内容説明

水戸家を「徳川家の安全装置」とするために行なわれた水戸家への「天皇家の血の導入」という夢は、十五代徳川慶喜によって完成する。だが、その慶喜が、幕府最後の将軍になってしまう歴史の皮肉。そして、その幕府を最後まで守ろうとした会津藩松平家。将軍家への絶対的忠誠を唱えた藩祖保科正之による「家訓十五箇条」。幕末動乱の種がなんと二百年前に撤かれていたという。数奇な歴史を解読する壮大なるノンフィクション第十六弾!

目次

  • 第1章 江戸「名君」の虚実1 徳川光圀の生涯編—武士の「忠義」の対象は天皇か将軍か
  • 第2章 江戸「名君」の虚実2 保科正之の生涯編—王政復古と明治維新へと発展した思想のルーツ
  • 第3章 江戸「名君」の虚実3 上杉鷹山の改革編—名門家臣を断罪した「流血」の覚悟
  • 第4章 江戸「名君」の虚実4 池田光政の善政編—「脱・仏教体制」の潮流と『太平記』註釈書
  • 第5章 江戸、町人文化の世界1 江戸文化の「江戸的」展開編—俳諧と歌舞伎と落語のルーツ
  • 第6章 江戸、町人文化の世界2 江戸文化の「江戸的」凝縮編—芸術の「大衆化」を支えてきた源泉

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報
  • NII書誌ID(NCID)
    BA3923660X
  • ISBN
    • 4094020012
    • 4094020020
    • 4094020039
    • 4094020047
    • 4094020055
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    • 9784094086027
    • 9784094087284
    • 9784094088366
    • 9784094060553
    • 9784094061864
    • 9784094062861
    • 9784094064148
    • 9784094065138
    • 9784094066357
    • 9784094068276
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
  • 大きさ
    16cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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