タンギー : 「今」を生きてきた子どもの物語
著者
書誌事項
タンギー : 「今」を生きてきた子どもの物語
(BFT)
徳間書店, 1998.12
- タイトル別名
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Tanguy
- タイトル読み
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タンギー : イマ オ イキテキタ コドモ ノ モノガタリ
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内容説明・目次
内容説明
スペインのフランコ独裁政権に追われて亡命する母に連れられ、タンギー少年は、離婚した父の住むフランスへとわたった。だが、父といっしょに暮らしたつかの間の幸せな時も、父の密告というかたちであっけなく幕を閉じてしまう。そして、幼いタンギーを待ちかまえていたのは、思いもよらぬ壮絶な人生だった。運命のいたずらから、タンギーは母とはぐれ、一人ナチスドイツの強制収容所に送られてしまう。政治犯としてとらえられていた、高潔なドイツ人青年に支えられながら、タンギーは地獄のような極限状態をかろうじて生き抜き、第二次世界大戦の終結を迎えるが、悲劇はそれで終わったわけではなかった。やっと帰れた故国スペインでの苦悩に満ちた生活、そして、成人となったタンギーが、パリで再会した父と母は。
「BOOKデータベース」 より