もじり百人一首を読む : 江戸のパロディー
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もじり百人一首を読む : 江戸のパロディー
東京堂出版, 1998.12
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モジリ ヒャクニン イッシュ オ ヨム : エド ノ パロディー
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Note
所収書目解題と引用・参考文献: p217-229
Description and Table of Contents
Description
日本人に最も親しまれた古典といえば、「百人一首」。江戸時代、この百人一首を元歌に徹底的に洒落のめしたパロディー百人一首が庶民のあいだで大流行!18種の『もじり百人一首』や狂歌・落首・噺本から1000首のもじり歌と300の挿絵を収め、解説・鑑賞した。
Table of Contents
- 秋の田のかりほの庵の苫をあらみ我が衣手は霧にぬれつゝ(天智天皇)
- 春過ぎて夏来にけらし白妙の衣干すてふ天の香具山(持統天皇)
- あしびきの山鳥の尾のしだり尾のながながし夜を独りかも寝ん(柿本人麿)
- 田子の浦に打ち出でてみれば白妙の富士の高嶺に雪は降りつゝ(山辺赤人)
- 奥山に紅葉踏みわけ鳴く鹿の声聞く時ぞ秋は悲しき(猿丸大夫)
- かさゝぎの渡せる橋に置く霜の白きを見れば夜ぞ更けにける(中納言家持)
- 天の原ふりさけみれば春日なる三笠の山に出でし月かも(安倍仲麿)
- 我が庵は都の辰巳しかぞすむ世をうぢ山と人は言ふなり(喜撰法師)
- 花の色はうつりにけりないたづらに我が身よにふるながめせし間に(小野小町)〔ほか〕
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