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笠井潔著

(Key library, . 探偵小説論 / 笠井潔著||タンテイ ショウセツロン ; 1)

東京創元社, 1998.12

タイトル読み

ハンラン ノ ケイシキ

大学図書館所蔵 件 / 64

注記

「創元推理」連載「戦後探偵小説論」 (1992年秋号-1996年春号) に加筆訂正を加えたもの

引用文献: p292-296

内容説明・目次

内容説明

第一次大戦という、人類史上初の大量殺戮戦争後、探偵小説は開花した—とする持論を克明に跡付け、正面から第一次大戦を通過しなかった日本においては、それが第二次大戦後にまで持ち越されたとし、『本陣殺人事件』に始まる探偵小説第二の波を体系立てる。横溝正史から大井広介、坂口安吾、山田風太郎、高木彬光、鮎川哲也、松本清張、中井英夫に至る画期的な戦後探偵小説論。

目次

  • 序章 探偵小説という時代精神
  • 第1章 論理小説と物象の乱舞—横溝正史論
  • 第2章 世界戦争と不徹底な戦後—大井広介論
  • 第3章 無意味と意味と無意味—坂口安吾論
  • 第4章 廃墟と自意識の彷徨—山田風太郎論
  • 第5章 屍体という錘と戦争体験—高木彬光論
  • 第6章 柩の個性と匿名の死者—鮎川哲也論
  • 第7章 壊れた人間と平和な現在—松本清張論
  • 第8章 戦後探偵小説の内破—中井英夫論

「BOOKデータベース」 より

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