田山花袋というカオス
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田山花袋というカオス
沖積舎, 1999.2
- タイトル読み
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タヤマ カタイ ト イウ カオス
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内容説明・目次
内容説明
近代文学を独自に啓いたが故に生まれる大いなるカオス、茫漠と拡がる情趣の表現者田山花袋解読。西欧文学を超え、宗教を超え、花袋が超克した表現世界を今、改めて問う。
目次
- 第1章 ロマンティシズムの時代(「野の花」とその序文に関する一考察;「女教師」から「少女病」まで)
- 第2章 日本自然主義文学の成立(「蒲団」論;「生」論)
- 第3章 時と廃墟の哲学(「時は過ぎゆく」論;「廃駅」を中心に)
- 第4章 愛慾と煩悩の文学(「愛と恋」をめぐっての覚え書き—「蜻蛉日記」との距離;「百夜」断想—「心の珊瑚」「百夜」「恋の殿堂」三部作として)
「BOOKデータベース」 より