人間とは何か : 総合科学的人間研究
著者
書誌事項
人間とは何か : 総合科学的人間研究
大学教育出版, 1998.12
- タイトル読み
-
ニンゲン トワ ナニカ : ソウゴウ カガクテキ ニンゲン ケンキュウ
大学図書館所蔵 件 / 全87件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
参考文献: p349-358
内容説明・目次
内容説明
総合科学的人間研究によって明らかになったこと、および、筆者が意図的に明らかにしたことは、一つは、男性の攻撃性が本能であること、したがって、男性に対する対処は深謀遠慮を要するということであり、いま一つは、男性社会は男性の自尊心を軸にして動いているということである。男性が自尊心を高く維持したいという欲求を持ち、その実現のために懸命に努力するところから、発展が生まれると同時に、競争や争いや戦争が生じる。そして、発展と競争、争い、戦争が生じるのを生理的に下支えするものとして、男性の攻撃本能がある。それゆえ、男性は、往々にして、大変危険な存在となる。これまでの歴史における残酷性はこのようにして生じた。そのことを本書で何よりも伝えたいのである。
目次
- 1 フロイト理論
- 2 本能について
- 3 脳神経生理学および内分泌学
- 4 遺伝学
- 5 歴史を動かすもの—人間学的考察
- 6 人間の攻撃性といじめの問題
「BOOKデータベース」 より