フラクタル社会の経済学
著者
書誌事項
フラクタル社会の経済学
創文社, 1999.1
- タイトル別名
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The new economics of the fractal society
- タイトル読み
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フラクタル シャカイ ノ ケイザイガク
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注記
参考文献: p[144]-151
内容説明・目次
内容説明
情報処理能力に限界のある人間は、意味を考えることにより複雑な環境からの情報を圧縮し、それを自己の内面世界に写し取りつつ、経済社会の変化に主体的に適応して行く。このように各人の心には現実世界に対し相似的な構造特性をもつ「内面世界」が広がっており、このような社会の在りようがフラクタル社会に他ならない。本書は効用と利潤の最大化をめざす功利主義的人間像による新古典派理論に対し、心理や文化という生きた現実的人間を前提に人間と経済のダイナミズムを解明し、新しい経済理論の創造を目指す画期的業績である。
目次
- 第1部 経済の変化と人間の内面世界における可変性(フラクタル社会の構造と変化;「持つ様式」から「ある様式」へ;「清貧」の思想と「遊び」の哲学)
- 第2部 フラクタル社会のダイナミズムと可能性(ポリモルフィック・システムとしての経済;意味解釈システムと自己超越プログラム;経済のグローバル化と意味の体系の対立;意味を革新する創造的社会をめざして)
- 第3部 フラクタル社会の経済学—その論理と意義(新たなる論理と哲学;関連する諸研究)
「BOOKデータベース」 より