源氏物語の準拠と話型
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源氏物語の準拠と話型
(明治大学人文科学研究所叢書)
至文堂, 1999.3
- タイトル読み
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ゲンジ モノガタリ ノ ジュンキョ ト ワケイ
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内容説明・目次
内容説明
本書では主として源氏物語の準拠と話型構造に着目している。準拠の研究史の蓄積に則りつつ、話型構造論を媒介することで、源氏物語の構造的特色の検討とともに、作品論的にどのような達成を示したか、テクスト論的にどのような地平を開いているか、主題論的にどのような展開を見せるか、そうした諸相を見定めた。
目次
- 序 源氏物語研究の方法と本書の概要
- 1 王権と家の物語の構造(桐壷帝の物語の方法—源氏物語の準拠をめぐって;桐壷帝と大臣家の物語—準拠と話型構造論の観点から ほか)
- 2 宿世の物語の構造(光源氏と桐壷院—宿世の物語の構造あるいは「長恨」の主題;柏木物語の方法—光源氏の陰画の物語あるいは宿世の物語の構造 ほか)
- 3 女君の流離の物語の構造(「帚木」三帖の物語の主題と方法—「雨夜の品定」から流離の物語へ;「雨夜の品定」の諷諭の方法 ほか)
- 4 平安文学諸論(『伊勢物語』「東下り」をめぐって;『大和物語』「蘆刈」譚論—東アジア古代文学比較論序説 ほか)
「BOOKデータベース」 より