古代和歌の世界
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古代和歌の世界
(ちくま新書, 191)
筑摩書房, 1999.3
- タイトル読み
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コダイ ワカ ノ セカイ
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古代和歌の世界
1999
限定公開 -
古代和歌の世界
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内容説明・目次
内容説明
個人的な情感をうたう和歌。しかし万葉の昔より、和歌を詠む営みは世界から隔絶された孤独なものでなく、むしろ共同作業的な色彩が強いものだった。本書は、万葉集から新古今集までの古代和歌を中心に、日本の短詩形文学の共同性に焦点をあてる。様々な人間関係のなかで生み出された類歌や歌言葉、掛詞や見立てなど、表現技法が歴史のなかに蓄積されて和歌を支えるさまを、見事に描きだす。古代文学研究の第一人者が、日本の短詩形文学がもつ様式美の源泉に迫り、その構造と成立過程を丹念に説く明快な入門書。
目次
- 古代和歌のあらまし
- 場の共同性
- 類歌—言葉の共同性(1)
- 枕詞・序詞
- 『万葉集』の世界
- 歌言葉—言葉の共同性(2)
- 掛詞・見立て
- 『古今集』の世界
- 女歌の表現性
- 物語の和歌
- 「古今和歌集」への道
- 古典詩歌の共同性
「BOOKデータベース」 より