伊藤博文の情報戦略 : 藩閥政治家たちの攻防
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書誌事項
伊藤博文の情報戦略 : 藩閥政治家たちの攻防
(中公新書, 1483)
中央公論新社, 1999.7
- タイトル別名
-
伊藤博文の情報戦略 : 藩閥政治家たちの攻防
- タイトル読み
-
イトウ ヒロブミ ノ ジョウホウ センリャク : ハンバツ セイジカタチ ノ コウボウ
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注記
参考文献一覧: p317-322
内容説明・目次
内容説明
政治家はどのような方法で情報を収集・伝達するのか?通信・交通手段の技術革新が進む明治期には権力掌握の方途として、情報の価値が高まっていった。初代首相にして帝国憲法の制定者、日清戦争を勝利に導いた伊藤博文は、独自の情報システムを構築して政局運営に利用した。伊藤の幕僚団にあって敵対勢力の情報や公安情報を意のままにしつつ、メディア操縦に従事した「影の宰相」伊東巳代治は伊藤の足下を脅かす存在となる。
目次
- 序章 政治情報と伝達手段(情報とは何か;情報伝達手段の長短 ほか)
- 第1章 台頭する伊藤と政治情報(明治零年代の伊藤と政治情報—提供者から受益者へ;明治十年代の伊藤と政治情報—政治混乱の中の情報)
- 第2章 政治抗争と情報発受信(大隈条約改正問題と政治情報—情報低受信下の政治行動;明治二十五年新党問題—情報低発信の功罪)
- 第3章 権力と政治情報(伊藤博文と公安情報;内閣機密金と内閣機密費—情報発受信の裏資金)
- 終章 伊藤派情報システムの限界と破綻(情報システムの限界;システム破綻)
「BOOKデータベース」 より