性的唯幻論序説
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性的唯幻論序説
(文春新書, 049)
文藝春秋, 1999.7
- タイトル読み
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セイテキ ユイゲンロン ジョセツ
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内容説明・目次
内容説明
「人間は本能の壊れた動物である」と著者はいう。したがって性交も本能ではできない。人類は基本的に不能なのである。しかし不能のままでは人類は絶滅する。不能を克服するため、人類は本能ではなく幻想に頼らざるをえなかった。人類において性にまつわる一切は幻想であり、文化の産物なのである—との視点から、性差別の起源、売買春、恋愛と性欲、資本主義と性、などの諸問題に根本的メスをいれる。目からウロコが落ちること、うけあい。
目次
- 第1章 すべての人間は不能である
- 第2章 男の性欲は単純明快である
- 第3章 文句を言い始めた女たち
- 第4章 女体は特殊な商品である
- 第5章 「女」は屈辱的な役割である
- 第6章 母親に囚われた男たち
- 第7章 「性欲」の発明
- 第8章 「色の道」が「性欲処理」に
- 第9章 神の後釜としての恋愛と性欲
- 第10章 恥の文化と罪の文化
- 第11章 資本主義時代のみじめな性
- 第12章 性交は趣味である
「BOOKデータベース」 より