二〇世紀の民族と革命 : 世界革命の挫折とレーニンの民族理論

書誌事項

二〇世紀の民族と革命 : 世界革命の挫折とレーニンの民族理論

白井朗著

社会評論社, 1999.7

タイトル別名

二〇世紀の民族と革命

タイトル読み

ニジッセイキ ノ ミンゾク ト カクメイ : セカイ カクメイ ノ ザセツ ト レーニン ノ ミンゾク リロン

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注記

参考文献: p323-327

内容説明・目次

内容説明

スルタンガリエフはボリシェビキ幹部として最初の粛清の対象となり、1923年の第12回大会の直後に逮捕され処刑された。この粛清こそスターリン主義の起源にほかならない。この偉大なムスリム出身の革命家の抹殺は、中東イスラム世界における世界革命の抹殺であり、ソ連圏内のムスリム諸民族への、ツァーリズム以上の苛酷な民族抑圧の復活的な継続を意味するものであった。

目次

  • 第1篇 マルクス・エンゲルスの民族理論(『共産党宣言』と1848年革命の段階;マルクス・アイルランド論の革命的転回)
  • 第2篇 レーニンの民族理論(ロシア革命勝利以前の時期;ロシア革命の勝利と革命政権・レーニンの民族政策;スルタンガリエフのたたかいの歴史とその意義—東方(アジア)の民族運動とロシア革命;言語共同体規定と民族の永続性—スターリンの「民族消滅論」批判;世界歴史における民族の形成—東アジアと西アジアの先進性とヨーロッパの後進性)

「BOOKデータベース」 より

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