中国民衆の欲望のゆくえ : 消費の動態と家族の変動
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中国民衆の欲望のゆくえ : 消費の動態と家族の変動
新曜社, 1999.7
- タイトル読み
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チュウゴク ミンシュウ ノ ヨクボウ ノ ユクエ : ショウヒ ノ ドウタイ ト カゾク ノ ヘンドウ
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注記
参考文献・参考資料: p202-211
内容説明・目次
内容説明
現段階の中国においては、「改革・開放」によって、社会が豊かになり、民衆の生活水準も高くなってきた。しかし、他方では、民衆の欲望はかきたてられ、欲望の満足度は、「改革・開放」前より低い。民衆は欲求不満の状態に陥っている。急速に膨脹してきた欲望に基づく民衆の行動は民衆自身の幸福と社会の協調的な発展にふさわしくない。民衆の膨脹した欲望を一定程度に制限するため、法体系の充実以外に道徳倫理が必要である。そのため、社会主義と伝統文化は役立つ。民衆の欲望をいかに充足させ、自制させるかは、中国政府にとって二一世紀中国の存亡に関わる至上課題の一つである。
目次
- 第1部 社会主義の消費社会化(民衆生活の変化;偽物氾濫と信頼問題)
- 第2部 社会主義の家族変動(一人っ子と親たち;女の子だけを産んだ母たち;宗族の紛争と自衛士としての男児;客家人の「風水」信仰と宗族;二一世紀を左右する問題群)
「BOOKデータベース」 より