天皇と倒錯 : 現代文学と共同体

書誌事項

天皇と倒錯 : 現代文学と共同体

丹生谷貴志著

青土社, 1999.9

タイトル読み

テンノウ ト トウサク : ゲンダイ ブンガク ト キョウドウタイ

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内容説明・目次

内容説明

「共同体」が崩れ、「物語」が不可能になるとき、「文学」は倒錯する。三島由紀夫、中上健次、村上春樹から丸山真男、蓮実重彦、柄谷行人にいたる「言葉」の捩れを精査し、「昭和の終り」以後、語られはじめた「思い出」の意味を探る、原理的かつアクチュアルな批評実践。

目次

  • 三島由紀夫はポップSFである
  • 石川淳において狂うのはいつも女である
  • 吉田健一は分裂病直前の静けさとざわめきとひしめきを生きる
  • 川端康成或いは未処理に終る性欲
  • 古井由吉或いはクレゾール液での溺死
  • 安部公房或いは自走する墓石
  • 坂口安吾による金属チューブの罠
  • 稲垣足穂による迷えない迷路
  • 誘惑としての丸山真男
  • 蓮実重彦/柄谷行人とユーミンの関係は…
  • 三木成夫の生物学なんて知ったことじゃない!

「BOOKデータベース」 より

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