自然とエントロピーの経済学

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自然とエントロピーの経済学

内藤勝著

高文堂出版社, 1999.9

タイトル読み

シゼン ト エントロピー ノ ケイザイガク

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内容説明・目次

内容説明

農林漁業のような再生産可能なものだけを「生産」と経済学は定義すべきであった。他方、石油からナイロンを作るような工業の産出は「二つの負を伴う製造」と定義すべきであった。負の一つは製造、廃棄(自動車の様な場合は使用過程)から排ガス(高エントロピー)が出る、これが環境汚染、自然破壊の原因である。それらの製造には化石燃料、鉱物資源等を消尽する。失われた資源はこの地球から永遠に無くなる、これが二つ目の負である。既存の経済学は生産と製造を混同してきた。この経済学の判断から様々な問題が生じてきた。

目次

  • 序章 欲望と日本資本主義—都市と農村の原理
  • 第1章 エントロピーの法則と現代経済学—狭義の経済学の限界
  • 第2章 エントロピーの法則と貿易論—自由貿易論の落とし穴
  • 第3章 自由貿易の矛盾—カルフォルニア米を分析する
  • 第4章 土地と生産—田畑輪換の経済的考察
  • 第5章 エコロジーと現代経済—21世紀産業の方向
  • 終章 価値観の転換を考える—本当の「しあわせ」を求めて

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA43251458
  • ISBN
    • 4770706278
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    196p
  • 大きさ
    21cm
  • 分類
  • 件名
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