裁判官は訴える! : 私たちの大疑問
著者
書誌事項
裁判官は訴える! : 私たちの大疑問
講談社, 1999.9
- タイトル別名
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裁判官は訴える!私たちの大疑問
- タイトル読み
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サイバンカン ワ ウッタエル : ワタクシタチ ノ ダイギモン
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注記
参考文献: p276
内容説明・目次
内容説明
本書は現役の裁判官が判例評釈や学術論文を除けば、広く一般に向け、自ら名乗って自分の仕事、生活、さらには現在の裁判所にとっての課題を、時には批評もまじえて綴ったおそらくは初めての一冊である。弁護士は本をたくさん出版している。著書を持つ検事も少なくなかった。なのになぜ裁判官の著作がほとんどないのか。国民が裁判所、裁判官に興味がなかったからではないだろう。『家畜人ヤプー』の著者が裁判官と信じられているように、文章の得意な人がいなかったわけでもない。意見表明がはばかられる雰囲気が裁判所という職場、裁判官という仕事にこれまであったことは、各判事の文章をお読みいただければ理解できるであろう。
目次
- 刑事裁判—刑の宣告にボランティアを導入してみれば
- 民事裁判・遺産分割—「現場」が好き 足でかせぐ事実審理
- 家事・少年審判—家裁の人 法壇で考えた子どものこと夫婦のこと
- 異動事情—転勤稼業の不安を解消するために
- ハードワーク—矢鴨裁判官の嘆きと怒り 裁判官残酷物語
- 市民的自由—野鳥の会に自由に入会したい
- エリートと市民と—「陪審を見て知る普通の人の偉さ」
- 弁護士任官制度—キャリア出身でないから見える職場の実情
- 仕事と趣味—山に登る一裁判官の雑感
- キャリアシステム—法曹一元制度でまったく変わる任用制度〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より