海坂藩の人と風
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書誌事項
海坂藩の人と風
(藤沢周平と庄内 / 山形新聞社編, 続)
ダイヤモンド社, 1999.6
- タイトル読み
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ウナサカハン ノ ヒト ト カゼ
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注記
荘内藩略年表: p177-188
内容説明・目次
内容説明
故藤沢周平さんを語る時、庄内の魅力とでもいうべき自然や歴史、文化、方言や食べ物を含めた風土を抜きにしては正鵠を射ることはできない。藤沢さんの多くの作品、特に「海坂藩」を舞台にした小説に出てくる風景描写は、庄内、とりわけて鶴岡のそれである。この「なつかしさ」はしかし、個人的な体験に基づくものではなく、広く日本人の心に元来備わっている原質からくるように思えてならない。失われつつある日本人の、心の原風景が、この「なつかしさ」を喚起するのではないか。
目次
- 第1部 海坂藩まぼろし(海坂藩の貌—史実下敷きに展開;鳴くセミは—生と死の対比;文化・文政・天保の時代—主君より「お家大事」 ほか)
- 第2部 ふるさと庄内(霧の意味—幻想的な故郷の山;熱い光—移ろいの描写;赤い犬—史実とアレンジ ほか)
- 第3部 はるかなる藤沢周平(小野寺茂三さんへの手紙—小菅留治の主張;二十二歳の教育論—教師は労働者だ;自責の念篤く—「弱者の味方」をつくったもの ほか)
「BOOKデータベース」 より