シベリア抑留一〇〇〇日 : ある日系二世の体験記
著者
書誌事項
シベリア抑留一〇〇〇日 : ある日系二世の体験記
彩流社, 1999.9
- タイトル別名
-
One thousand days in Siberia : the Odyssey of a Japanese-American POW
シベリア抑留1000日 : ある日系二世の体験記
- タイトル読み
-
シベリア ヨクリュウ センニチ : アル ニッケイ ニセイ ノ タイケンキ
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注記
関連年表: p[8]
内容説明・目次
内容説明
カリフォルニア州に生まれた佐野は1939年(昭和14)に子どものない伯父の養子として日本に渡る。1945年(昭和20)3月、日本陸軍に徴兵され、満州の関東軍に送られる。五カ月後日本はソ連に降参し、佐野は捕虜として三年間シベリアの軍需工場、集団農場、炭坑での労働を強いられる。本書は、分裂した義務感、失望と混乱、そして犠牲と救いの話である。著者は自分の運命を受け入れながら、希望を棄てずに控え目な表現で書いている。生き生きとした思い出の記であり、時代の証言である。
目次
- ソ連の捕虜—行き先は不明
- アメリカ育ち
- これからは日本人
- 目的地は北満
- 当番兵も要領が良ければ湯で掃除
- 武器無しの訓練
- 戦友の死
- 敗戦—抑留生活の始まり
- ソ連側をごまかす手法
- 空腹が真の敵〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より