学生・技術者のための電磁波の散乱

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学生・技術者のための電磁波の散乱

中司浩生著

シュプリンガー・フェアラーク東京, 1999.11

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ガクセイ ギジュツシャ ノ タメ ノ デンジハ ノ サンラン

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参考文献: p[153]-154

Description and Table of Contents

Description

近年、携帯用電話の普及に伴い地上無線、衛星通信、レーダなどの電波応用機器への関心が益々高まってきている。このような時代背景のもとで、「マクスウェルの方程式」からか「シミュレータ」からか、といったことが論議されるようになってきた。これは、電磁界やマイクロ波回路のシミュレータが製品開発などの際に不可欠となってきたその裏で、計算過程のブラックボックス化による結果の一人歩きの危険性と、オペレータの応用力の欠如が懸念されるようになったことの現れである。シミュレータは今後、益々発展、進化してゆくであろうが、これを使うのは技術者である。ツールとしてのシミュレータの適用限界を知る能力と、結果に誤りの無いことを知る直感力を養い、かつ、全く新しい何かを創り出す能力を身に付けるためには、マクスウェルの方程式、あるいはそれから導き出される電磁気現象を、十分理解しておくことが必要である。本書は、電磁波の散乱問題に焦点を当て、マクスウェルの方程式に基づいて散乱電磁界の厳密解を求める過程を詳述している。

Table of Contents

  • 第1章 電磁界の基本式
  • 第2章 散乱断面積の定義式と境界条件
  • 第3章 無限長導体円柱の散乱断面積
  • 第4章 無限長誘電体円柱の散乱断面積
  • 第5章 導体球の散乱断面積
  • 第6章 誘電体球の散乱断面積
  • 第7章 任意偏波入射波に対する散乱断面積

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