遊動亭円木
Author(s)
Bibliographic Information
遊動亭円木
文藝春秋, 1999.10
- Title Transcription
-
ユウドウテイ エンボク
Available at 47 libraries
Search this Book/Journal
Description and Table of Contents
Description
噺家だった遊動亭円木は盲いて高座をおり妹夫婦の居候になっている。マンションには牡丹がたくさん植えてあり、その名もボタン・コートという。近所の金魚養殖池のおやじや、かつてのひいき筋のだんな、ボタン・コートの中国人や、むかしの女など、さまざまな仲間に囲まれて、時に楽しく、時に哀切な円木の日々が過ぎてゆく。あるとき金魚池にはまったところ、溺れ死んだと間違えられて、生きている円木に弔問客がやってきた。
by "BOOK database"