冬の入江
著者
書誌事項
冬の入江
(BFT)
徳間書店, 1999.12
- タイトル別名
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Vinterviken
- タイトル読み
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フユ ノ イリエ
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注記
奥付の原書名:Winterviken
内容説明・目次
内容説明
暑い夏の日、ストックホルムに住む十六歳の少年ヨンは、湖で溺れかけた小さな女の子を助けたことがきっかけで、その姉エリザベスと出会った。通い始めたばかりの専門学校の俳優養成コースで再会した二人は、強く惹かれあっていく。だが、貧しい地域で育ったヨンには、裕福な家庭に生まれたエリザベスには話せない悩みがたくさんあった。顔も覚えていない実の父への憧れ。幼い頃から自分を虐待し、姉にまで手を出した母の同棲相手への、深い憎悪。親友スルッゴが、エリザベスの父親から銃を盗み、さらに悪の道に踏み込んでいってしまったこと…。やがて、ヨンが語れなかった秘密のせいで、ヨンとエリザベスの仲は噛み合わなくなり、突然の別れが訪れるが…?短い夏から厳しい冬にかけて、北欧の水の都ストックホルムを舞台に描かれる、生き生きとした青春小説。現代の若者を描けば右に出る者はいない、といわれるスウェーデンの実力派作家による、ドイツ児童図書賞受賞作。
「BOOKデータベース」 より