記号学の冒険
著者
書誌事項
記号学の冒険
みすず書房, 1999.11
- : 新装
- タイトル別名
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L'aventure sémiologique
- タイトル読み
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キゴウガク ノ ボウケン
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注記
L'aventure sémiologique.の抄訳
内容説明・目次
内容説明
「物語の構造分析序説」(1966)以来、バルトはフランスのナラトロジー(物語記号論)のリーダーとしてこの先端領域を切り拓いてきた。本書は、この分野における主要な論考、「物語の構造分析—『使徒行伝』10‐11章について」(1969)「行為の連鎖」(1971)「エドガー・ポーの一短編の分析」(1973)を収める。この三編の邦訳によって、バルトの“物語学”関係のエッセーはほとんど訳されたことになる。彼の新鮮な分析視角はわが国の“物語研究”にも有益な示唆を与えるであろう。他にも、レヴィ=ストロースの『野生の思考』を論じた「社会学と社会論理」をはじめ、「ソシュール、記号、デモクラシー」「記号学と都市計画」「記号学と医学」など、バルトの柔軟な“意味作用の記号学”の実践を示すエッセー(試み)を収録。言説の繰り返しをきびしく斥けた“知=快楽”の冒険家バルトの軌跡、テクスト記号学の展開を、本書はみごとに示している。
目次
- 記号学の冒険
- 修辞の文彩(あや)の構造的分類
- 行為の連鎖
- ソシュール、記号、デモクラシー
- 意味の調理場
- 社会学(ソシオロジー)と社会論理(ソシオ=ロジツク)—クロード・レヴィ=ストロースの近著二冊について
- 広告のメッセージ
- 対象(もの)の意味論
- 記号学と都市計画
- 記号学と医学
- 物語の構造分析
- エドガー・ポーの一短編のテクスト
「BOOKデータベース」 より