日本の憑きもの : 社会人類学的考察

Bibliographic Information

日本の憑きもの : 社会人類学的考察

吉田禎吾著

(中公新書, 299)

中央公論新社, 1999.10

復刻版

Title Transcription

ニホン ノ ツキモノ : シャカイ ジンルイガクテキ コウサツ

Description and Table of Contents

Description

伝統社会の解体、都市化の進行とともに、キツネ憑き・イヌガミ憑きなどのいわゆる憑きもの現象は今や消失してしまった感がある。しかしこの現象の背後には意外にも、日本社会の家筋の問題を含む人間関係の祖型が匿されているのではなかろうか。憑きもの現象が濃密に残存していた村落への長年の調査と、外国の豊富な類例とを比較して考察した本書は、かつて日本民俗学が試みた領域への、社会人類学の側からの新しい照射である。

Table of Contents

  • 序章 「憑きもの」に憑かれて(憑きものの魅力;社会の深層心理への踏査)
  • 第1章 憑きものの正体と特色(心的分離としての憑依現象;外国の憑きもの;望ましい憑霊と望ましくない憑霊 ほか)
  • 第2章 憑きもの筋(結婚のタブー;ナマヅル;憑きもの筋の形成 ほか)
  • 第3章 憑きものの社会的意味(死霊が憑く;祖霊と親族;憑く憑かれるの関係 ほか)

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  • 中公新書

    中央公論社 1962-

    Available at 1 libraries

Details
  • NCID
    BA44887119
  • ISBN
    • 4121702999
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    202p
  • Size
    18cm
  • Classification
  • Subject Headings
  • Parent Bibliography ID
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