漆の実のみのる国
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漆の実のみのる国
(文春文庫, [ふ-1-32]-[ふ-1-33])
文藝春秋, 2000.2
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ウルシ ノ ミ ノ ミノル クニ
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内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784167192327
内容説明
貧窮のどん底にあえぐ米沢藩。一汁一菜をもちい、木綿を着て、藩政たてなおしに心血をそそいだ上杉鷹山と執政たち。政治とは、民を富まし、しあわせな日々の暮しをあたえることにほかならない。藤沢さんが読者にのこした遺書とでもいうべきこの長篇小説は、無私に殉じたひとびとの、類いなくうつくしい物語である。
- 巻冊次
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下 ISBN 9784167192334
内容説明
天よ、いつまでわれらをくるしめるつもりですか。改革はままならない。鷹山の孤独と哀しみを明澄な筆でえがきだす下巻。けれど漆は生長し熟しはじめていた。その実は触れあって枝先でからからと音をたてるだろう。秋の野はその音でみたされるだろう—。物語は、いよいよふかく静かな響きをたたえはじめる。
「BOOKデータベース」 より