揺れるユダヤ人国家 : ポスト・シオニズム
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書誌事項
揺れるユダヤ人国家 : ポスト・シオニズム
(文春新書, 087)
文藝春秋, 2000.2
- タイトル読み
-
ユレル ユダヤジン コッカ : ポスト シオニズム
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注記
主要参考文献: p218-222
内容説明・目次
内容説明
「ユダヤ人論」が好きなわりに、われわれ日本人はその実際をよく知らない。「ユダヤ陰謀説」などは論外としても、ユダヤ人といえば、みな熱心なユダヤ教徒で一枚岩を誇る民族、と思いがちだ。しかし例えば、建国半世紀のイスラエルは、百余国からのユダヤ人移民をかかえるマルチ・エスニック社会であり、ヨーロッパ系とアジア・アフリカ系の対立も激しい。世俗化、脱宗教化が進む一方で、宗教回帰現象もおきている。中東和平に対する考えも一様ではない。拡散するアイデンティティに揺れるイスラエルの行方を探り、現代における国家と民族、宗教の問題を考察する。
目次
- 第1章 現代イスラエルの行方
- 第2章 シオニズムとイスラエル
- 第3章 聖と俗
- 第4章 エスニック・イスラエル
- 第5章 変わる安全保障概念
- 第6章 過去と現在
- 第7章 二つの「約束の地」
- 第8章 失われた何かを求めて
「BOOKデータベース」 より