対話形式相対論への探究 : 知的文化遺産として
著者
書誌事項
対話形式相対論への探究 : 知的文化遺産として
コロナ社, 2000.3
- タイトル別名
-
相対論への探究 : 対話形式 : 知的文化遺産として
Dialogue style : inquiry into the theory of relativity as intellectual cultural heritage
- タイトル読み
-
タイワ ケイシキ ソウタイロン エノ タンキュウ : チテキ ブンカ イサン トシテ
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内容説明・目次
内容説明
21世紀を迎えんとするいま、人類の英知の証として、科学、特に物理学の生き生きとした姿を伝えることは意義あるものと思います。「理科離れ」、「物理離れ」が一つの社会問題として叫ばれているいま、しかし科学に対する興味・関心がこれまで以上に抱かれているいま、読者自らが書物の中で展開されている会話の中に身を置き、科学を自分の問題として考えていく端緒となればというのが本書の目的の一つです。書名の「対話形式」、また「知的文化遺産として」には、このような想いが込められているのです。相対論というわれわれの(通常の)概念に変革をもたらした大きなテーマに沿って、思考の過程がたどりやすい会話調で展開していく。上からの「覆い被せるような科学談義」ではなく、「うちから沸き上がるような科学対話」にしたいというのが私のもう一つのねらいなのです。
目次
- 第1話 特殊相対論導入の前夜(マッハによるニュートン力学の分析;ガリレオの相対性原理)
- 第2話 特殊相対論の内容とその精神(アインシュタインの着眼点;アインシュタインの特殊相対性理論)
- 第3話 特殊相対論の及ぼした影響(相対論的力学;原子核の結合エネルギーについて)
「BOOKデータベース」 より