日本・中国高等教育と入試 : 二一世紀への課題と展望

書誌事項

日本・中国高等教育と入試 : 二一世紀への課題と展望

中島直忠編

玉川大学出版部, 2000.2

タイトル別名

日本中国高等教育と入試 : 21世紀への課題と展望

タイトル読み

ニホン チュウゴク コウトウ キョウイク ト ニュウシ : ニジュウイッセイキ エノ カダイ ト テンボウ

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注記

参考文献・注: p379-389

内容説明・目次

内容説明

人間社会の変化は、世紀という100年間の単位時間を意識してなされるわけではなく、継続的に不断に起こっている。西暦2001年元旦曙光の一瞬は、悠久に続く時の流れの1コマに過ぎない。しかし世紀の移り目は、世界中の人々から歴史認識としても、未来像の描き方としても、意識的に着目されている。高等教育や大学入試に関しても、日本では、中央教育審議会が『21世紀を展望した我が国の教育の在り方について』(1997年6月)、『初等中等教育と高等教育との接続の改善について』(1999年12月)を答申した。また、大学審議会は『21世紀の大学像と今後の改革方策について』(1998年10月)を答申し、99年11月には『グローバル時代に求められる高等教育の在り方について』諮問を受けている。中国では、国家教育部が『21世紀を目指す教育振興行動』(1998年12月)を制定し、翌年1月国務院がこれを承認し公布した。これらの改革案以前にも「21世紀」の語は冠してはいないが、両国とも近い将来を指向した改革案をしばしば策定し実施に移して、高等教育機関の実態の改革をもたらしている。そしてそれらの改革の意図と方向性は、それぞれ上記の中期的な改革案に引き継がれている。このように21世紀を目前にして、改革の政策や動向が出揃ったいまの段階で、両国の高等教育と大学入試の改革の動きを、それぞれ具体的に解明するとともに、これらを比較考察しておくことは、今後の改革・改善のために資するところが大きいであろう。

目次

  • 第1部 日本の高等教育と入試(21世紀を目指す高等教育の課題—理念と実態;高等教育と経済・社会発展—歴史・現状・課題の概況;大学入試とその問題点—意義・弊害・改革 ほか)
  • 第2部 中国の高等教育と入試(21世紀に臨む中国高等教育—制度と問題点;統一大学入試制度を回復してからの20年—政策と問題点;近未来に続く大学入試改革—改革案の研究・実験・制度化 ほか)
  • 第3部 日中両国における高等教育と入試に関する比較考察(日中両国における高等教育課題・改革の比較考察;中日両国の教育・入試改革に関する比較と交流;日本両国における大学入試の近未来展望)

「BOOKデータベース」 より

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