アジア国際通商秩序と近代日本
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アジア国際通商秩序と近代日本
名古屋大学出版会, 2000.2
- タイトル読み
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アジア コクサイ ツウショウ チツジョ ト キンダイ ニホン
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内容説明・目次
内容説明
幕末の開港はアジアへの開港でもあった。華僑や印僑らが織りなす、非公式的かつ脱領域的なアジア通商網の存在と、それへの日本の対抗と依存を通じて、近代アジアのダイナミズムを析出するとともに、戦前期までの日本の近代史を新たに捉え直した労作。
目次
- 緒論 アジア通商網と日本近代史研究
- 前編 近代における日本人通商網の形成と華僑(1880年代の華僑商人の台頭と日本の反応—寒天小生産者の同業組合を事例に;華僑通商網への対抗と対アジア直輸出態勢の模索—昆布直輸出会社を事例に;産業革命期日本の華僑通商網からの離脱—中国棉花からインド棉花への移行に即して;戦前期の日本人貿易商によるインド棉花の奥地買付活動—東洋棉花ボンベイ支店を事例にして)
- 後編 綿業国際通商摩擦とアジア通商網(1930年代のアジア通商網と日本;第一次日印会商(1933〜34年)の歴史的意義—1930年代前半の日本綿業と政府;第二次日印会商(1936〜37年)の歴史的意義—日中戦争前の日本の経済外交;日蘭会商(1934〜38年初頭)の歴史的意義—オランダの帝国主義的アジア秩序と日本の協調外交;日中全面戦争後の華僑通商網—神戸と東南アジアとの通商関係を事例に;1940年代初頭の日本綿布取引をめぐるアジア通商網—日本綿糸布輸出組合「南方地域向取引調」の検討)
「BOOKデータベース」 より