文学にみる「満洲国」の位相
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書誌事項
文学にみる「満洲国」の位相
研文出版(山本書店出版部), 2000-
- [正]
- 続
- タイトル別名
-
文学にみる満洲国の位相
文学にみる「満州国」の位相
- タイトル読み
-
ブンガク ニ ミル マンシュウコク ノ イソウ
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注記
続: 奥付のタイトル (誤植) : 文学にみる「満州国」の位相
内容説明・目次
内容説明
満洲国が解体して55年、残念ながらいまだ日本国家による葬式はだせていない。著者は、満州国という舞台を借りて、日本のナショナリズム—それは国家権力として発露する場合もあろうし、個人の意識から顕現する場合もある—に対抗してあらわれる中国人の意識を考察してみたいと考える。異物が—しかも権力をにぎった異物が侵入してきたとき、必然的に生まれる抵抗体を、人間の意識の面からとらえようとするこころみである。これも「歴史の始末をつける仕事」の一つとはなるであろう。
目次
- 1 満洲国における文学(大連イデオロギーと新京イデオロギーの相剋;満洲国における文芸政策の展開 ほか)
- 2 満洲国における中国文学の諸相(啓蒙主義者古丁;郷土愛の作家梁山丁 ほか)
- 3 外からみた満洲国の文学(大東亜文学者大会と満洲国代表;王度の日本留学時代 ほか)
- 付篇—短論(日本人は「郷土文学論争」にかかわったか?;旧事瑣憶—『文選』と『作文』 ほか)
「BOOKデータベース」 より