文学にみる「満洲国」の位相

書誌事項

文学にみる「満洲国」の位相

岡田英樹著

研文出版(山本書店出版部), 2000-

  • [正]

タイトル別名

文学にみる満洲国の位相

文学にみる「満州国」の位相

タイトル読み

ブンガク ニ ミル マンシュウコク ノ イソウ

大学図書館所蔵 件 / 126

この図書・雑誌をさがす

注記

続: 奥付のタイトル (誤植) : 文学にみる「満州国」の位相

内容説明・目次

内容説明

満洲国が解体して55年、残念ながらいまだ日本国家による葬式はだせていない。著者は、満州国という舞台を借りて、日本のナショナリズム—それは国家権力として発露する場合もあろうし、個人の意識から顕現する場合もある—に対抗してあらわれる中国人の意識を考察してみたいと考える。異物が—しかも権力をにぎった異物が侵入してきたとき、必然的に生まれる抵抗体を、人間の意識の面からとらえようとするこころみである。これも「歴史の始末をつける仕事」の一つとはなるであろう。

目次

  • 1 満洲国における文学(大連イデオロギーと新京イデオロギーの相剋;満洲国における文芸政策の展開 ほか)
  • 2 満洲国における中国文学の諸相(啓蒙主義者古丁;郷土愛の作家梁山丁 ほか)
  • 3 外からみた満洲国の文学(大東亜文学者大会と満洲国代表;王度の日本留学時代 ほか)
  • 付篇—短論(日本人は「郷土文学論争」にかかわったか?;旧事瑣憶—『文選』と『作文』 ほか)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ