日本人の感情
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書誌事項
日本人の感情
ぺりかん社, 2000.4
- タイトル読み
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ニホンジン ノ カンジョウ
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内容説明・目次
内容説明
知・情・意という、古くから言われる心の働きのうちの「情」が感情にあたる。感情によって古代以来人間が考え行動してきた蓄積を考えるとき、それは歴史であり文化の問題となる。人間の心のもっとも重要な働きである「感情」のしくみを考察した日本人論。
目次
- 第1章 “感情”をどう捉えるか(“感情”の問題とは何か;“感情”を指し示す言葉について ほか)
- 第2章 “感情”と心の外部—古代的世界観の場合(古代における「情」と「心」;古代的世界観における“感情”—自然など「心」の外部との繋がりについて)
- 第3章 身体と繋がる“感情”—中世仏教の場合(中世無常観における“感情”の問題—「煩悩」と「菩提」;「花は愛惜にちり、草は棄嫌におふるのみなり」—道元 ほか)
- 第4章 身体から分離する“感情”—近世思想の場合(「恋の手本」と「忍恋」;人間関係における「敬」と「愛」—近世儒教 ほか)
- 第5章 “感情”の行方—近代的自我の場合(「人間の霊魂を建築せんとするの技師」—北村透谷;「霊魂ののすたるぢや」—萩原朔太郎 ほか)
「BOOKデータベース」 より