鬼平学入門 : 鬼平を読む・楽しむ・極める
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鬼平学入門 : 鬼平を読む・楽しむ・極める
(中公文庫, よ-31-1)
中央公論新社, 2000.4
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オニヘイ ガク ニュウモン : オニヘイ オ ヨム タノシム キワメル
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Note
「鬼平に乾杯!」(ごま書房 1996年刊)の改題
Description and Table of Contents
Description
現代にも通用する平蔵流の捜査手法、平蔵流の組織管理法や人材活用術、平蔵の心に秘めた勇気や人情、そして江戸の町や料理の愉しみなど、『鬼平犯科帳』の鬼平の言行から、その魅力のすべてをさぐる。「現代の鬼平」こと、元警視総監が自らの経験と重ねあわせて描いた、「鬼平族」必読の快著。
Table of Contents
- 第1話 勇と情と智と—「憎みながらあわれみ、あわれみつつ闘わねばならぬ」(『礼金二百両』)
- 第2話 美しく懐しき江戸の響き—「旦那。どちらへ?」「ともかくも舟を出せ」(『炎の色』)
- 第3話 今昔地理物語—「平蔵たちは、江戸市中の道すじをことごとく諳んじていた」(『山吹屋お勝』)
- 第4話 組織と指導者—「やさしくて、あたたかくて、そして怖いお人」(『用心棒』)
- 第5話 漫談『上げ底文化』—「世の中は、うわべだけで人の値うちをはかってしまうゆえ」(『霧の七郎』)
- 第6話 食の風景—「亭主が、熱い酒と共に、田螺とわけぎのぬたを」(『暗剣白梅香』)
- 第7話 犯罪捜査の基本—「はて…?そのとき平蔵の脳裡に閃いたものがある」(『春雪』)
- 第8話 平蔵危機一髪、奈良の旅—「絶望に直面したときには、まず笑ってみるのがよいのだ」(『兇剣』)
- 第9話 ムソルグスキー「展覧会の絵」の秘密—「なれど息絶えた後は、おだやかな死顔となる」(『女密偵女賊』)
- 第10話 私説・『鬼平犯科帳』—「われらがむりをしていればこそ、世の中がしずかなのだ」(『山吹屋お勝』)
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