戦争と教科書 : 国民総マインド・コントロールの謎
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戦争と教科書 : 国民総マインド・コントロールの謎
(かもがわブックレット, 131)
かもがわ出版, 2000.4
- タイトル読み
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センソウ ト キョウカショ : コクミン ソウマインド コントロール ノ ナゾ
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注記
参考著書: p63
内容説明・目次
内容説明
敗戦後、戦時教育の一切が廃棄され、修身・日本歴史・地理の授業を停止して、とりあえず『教科書の墨塗り』から、即席の平和教育が出発したとき、著者は女学生でした。その立場で『高等女学校史序説』(1988年刊)をまとめた続きで、全滅を目前にしても戦い続けた『強兵』と、戦禍に喘いでも『戦争はイヤダ』と言わかなかった不思議な日本人は、どんな教育を受けてきたのかと思い、明治の学制以来の小学教科書をあれこれ読んで見ました。ところがです。時代が進むにつれ、その皇国史観の凄まじさに戦慄しました。『戦争はイヤダ』どころか、上官(天皇)の命に従い、白兵戦でバタバタと死んでいった『世界最強』の日本軍人を育てた超国家主義教育は、昭和の天皇制軍部ファシズムの教育支配で始まったのではなく、明治当初の富国強兵政策の結果であることが分かったのです。
目次
- 1 近代学校教育の出発(明治初期)
- 2 文教政策の大転換と教科書(明治10年代)
- 3 教育勅語と天皇制教育(明治20年代)
- 4 世界列強入りと国定教科書(明治後期)
- 5 大正デモクラシーと教科書(大正期)
- 6 大東亜戦争前夜と教科書大改訂(昭和初期)
- 7 大東亜戦争と国民錬成教育(戦中期)
「BOOKデータベース」 より