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昭和の文人

江藤淳著

(新潮文庫, え-4-4)

新潮社, 2000.7

タイトル読み

ショウワ ノ ブンジン

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内容説明・目次

内容説明

実は「昭和の文人」という言葉自体が、限りなく苦いアイロニーなのだ。文をもって立とうとする者から風雅の安閑を奪い去った時代、それが昭和だったのだから…。平野謙の韜晦、中野重治の転向、堀辰雄の変身。昭和の容赦ない苛烈を、彼らは如何に生きて何に慟哭したか?どんな毒を含みながら何を書こうとしたのか?平成の時空間をも冒し続ける昭和の病理をえぐる、警世の文学論。

目次

  • 一身にして二生を経るが如く一人にして両身あるが如し
  • そういう父の一人
  • “辛よ、金よ、李よ、…”
  • “村の家”への裏切り
  • 天皇と“五勺の酒”
  • 『甲乙丙丁』の時空間
  • 時空間の変容と崩壊
  • 『幼年時代』の虚実
  • 無花果の木のある庭
  • 麹町平河町と本所小梅町〔ほか〕

「BOOKデータベース」 より

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