書かれなかった戦争論
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書かれなかった戦争論
辺境社 , 勁草書房 (発売), 2000.7
- タイトル読み
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カカレナカッタ センソウロン
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注記
発売 : 辺境社(取手)
内容説明・目次
内容説明
なぜ戦時史はわかりにくいのか?戦時史を読み解くキーワードに『間違いだらけの少年H』の少国民Hと戦後派Nのコンビが当時の新聞雑誌、刊行物、未公開資料を渉猟して挑戦しました。
目次
- 太平洋戦争の遠因(その1・日中関係史)—日清戦争以後の日本の中国侵略の歴史と、それを侵略と意識させなかった歴史的背景と満州事変の意味
- 太平洋戦争の遠因(その2・日中戦争)—日満円ブロック構想の崩壊から華北分離工作、盧溝橋事件に至るまでの経緯と独占資本と提携した日本陸軍
- 内閣総理大臣近衛文麿の憂鬱—戦争は軍の暴走だけでは不可能であること、近衛の手枷足枷となった内閣官制について、総理大臣は単なる閣議の座長、閣僚に対する命令権がないことなど
- 天皇陛下はなぜえらい—皇室関係用語考、現人神とは?天皇の大権とは何をいうか、統帥権とはどのようなものか、帷幄上奏の意味など
- わが軍資金は借金なり—戦争を協賛した議会と内閣の機能、アジア・太平洋戦争で日本が使った戦費はいくらか?政府はどのようにして国民に巨額の戦費を負担させたかなど
- 「帝国の真意」とは—日本が盟主となる日満支提携の意味、中国占領地の経済建設の実態、「聖戦」の真の意味など
- 国共合作抗日救国運動への道—日本軍は国共合作、抗日救国運動などの、民族意識の質的変化を読み違えたことなど
- 戦時下国民の生活指導(国民精神総動員)—「日の丸」の問題と、その推進力となった内閣情報部の果たした役割など
- 戦争に反対できない仕掛け—国民精神総動員運動は、きめ細かく銃後の国民の暮らしを管理指導しようとした
- 「満蒙は帝国の生命線」—幻想に終わった満蒙投資。「満蒙は帝国のアキレス腱」、なぜ満洲国は大日本帝国の重荷となったか〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より