書誌事項

戦後史の空間

磯田光一著

(新潮文庫, い-55-1)

新潮社, 2000.8

タイトル読み

センゴシ ノ クウカン

内容説明・目次

内容説明

無条件降伏による敗戦、そして占領。制度改革、新憲法、家督の廃止。安保改定と高度成長。衛生的高層不燃住宅、高架式自動車専用道路…。日本の戦後を有形無形に造りあげてきたこれらの事象は、我々の何を、どのように変質させたのか?解放と喪失、理念と現実のはざまを生きた個々の感触を、文学作品に表現された鋭敏な具体性のなかに見極め、微細かつ大胆に検証する昭和の精神。

目次

  • 敗戦のイメージ
  • 占領の二重構造
  • “家”の変容
  • 転向の帰趨
  • 性とそのタブー
  • 60年安保
  • 史観と歴史小説
  • 住居感覚のディレンマ
  • “留学”の終焉
  • 帰属願望の屈折〔ほか〕

「BOOKデータベース」 より

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