舞踏の水際
著者
書誌事項
舞踏の水際
思潮社, 2000.6
- タイトル別名
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Waterside of Butoh
- タイトル読み
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ブトウ ノ ミズギワ
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内容説明・目次
内容説明
これは心臓の鼓動が聞こえてくる書物だ。舞踏の巨星、土方巽と大野一雄との対話や無名な人と物との交感が、文と文の中でカオティックに響き合い、著者はその渦に呑まれていくが、やがて、その渦中で一つの時代証言、一つの新しい思考を様々な愛憎シーンの「余白」にあぶりだしてくる。これは、カラダとことばのエロティックな契りが断章のパッチワークで力強く脈打つ書物である。
目次
- 幸福の書家入道
- 余白、あるいは、神が神の光を臨終している、物質の孤独
- 激変?舞踏の哲学的背景?そして“生活”—舞踏の闇
- アノニマスな音と文、小杉武久『音楽のピクニック』から木鶏。山本陽子と阿部薫の死、70年代の青春
- 遠い人田村哲郎、FAKE、死の欠落と舞踏80年代、賢治と道元、イロニーの愛
- 大野‐土方の舞踏の差異、マチエールと神の椅子?幸福者、あるいは、神の侵犯者にして神の妊婦
- アンドレ・ブルトンのシュルレアリスムと土方巽のブトーイズム
- 肉体というカオスの中の絶対的形、知られざる神との対話
- 睡蓮、広島デ人知レズ爆裂ス。大野一雄・慶人舞踏公演『睡蓮』同行記より
- 舞踏家はブトーダンサーかブトーイストか
- 無垢の舞踏・大野一雄舞踏公演『ラ・アルヘンチーナ頌』初演評
- 愛の女装者・大野一雄の舞踏に触れて
- “日本舞踏フェスティバルinソウル”の16日間〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より