毛利家のシーパワーに学ぶ

書誌事項

毛利家のシーパワーに学ぶ

熊谷直著

成山堂書店, 2000.8

タイトル読み

モウリ ケ ノ シー パワー ニ マナブ

注記

毛利水軍関係年表: p186-189

参考文献: p190-191

内容説明・目次

内容説明

防長二州に新しいものを学ぶ雰囲気をつくりだしたのは、幕末の藩主毛利敬親と、当時の藩政にかかわった革新的な藩士たちであった。村田清風、来原良蔵、山田亦介、松島剛蔵などの功績は大きい。高杉晋作や大村益次郎は、その雰囲気の中で活躍の場を与えられた人物である。伊藤博文や井上馨は、藩のそのような政策の中でイギリスに留学する機会を得て、自分自身にとっても藩にとっても、発展をもたらす基礎をつくった。長州藩幕末の革新的な雰囲気は、今挙げたような人々だけがつくりだしたものではない。背景には、毛利家の戦国時代の水軍と、その伝統を継ぐ技術重視の思想があった。また瀬戸内海の海上交通の便が、もたらしたものがあった。海を交通に利用でき、開港地長崎に比較的近いという地理的な利点が、人々の、外に開かれた心を育てていたのである。本書では、そのようなものまで含めて海の力、シーパワーがどのように人や組織を育て、明治維新という大業を成し遂げさせたのかを考えてみた。

目次

  • シーパワーで勝った厳島合戦
  • 海賊と呼ばれていた水軍
  • 改良をしない技術はいつか敗れる
  • 頭を下げて生き延びる道
  • 生き延びた水軍組織
  • 集中合理化された水軍
  • 外国船砲撃
  • 天下泰平毛利水軍のストライキ
  • 村田清風の改革への舵取り
  • 海兵隊戦闘訓練も海軍術〔ほか〕

「BOOKデータベース」 より

詳細情報
  • NII書誌ID(NCID)
    BA48191626
  • ISBN
    • 4425301919
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    2, 2, 191, 3p
  • 大きさ
    21cm
  • 分類
  • 件名
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